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The 41st Molde International Jazz Festival

16 July 2001

Pat Metheny with Trondheim Jazzorkester
at Idrettens Hus; 18:00
Pat Metheny (g)
with
Trondheim Jazzorkester:
Erlend Skomsvoll (arr, cond, p)
Magnus Forsberg (ds)
Tor Haugerud (per)
Ståle Storløkken (syn)
Live Maria Roggen (vo)
Sondre Meisfjord (b)
Eirik Hegdal (ss, bs)
Kjetil Møster (ts)
Atle Nymo (sax, bcl)
John Pål Inderberg (bs)
Øyvind Bjorå (1st vln)
Hilde Mathisen (2nd vln)
Jan Petter Histad (vla)
Fredrik Sjølin (cel)
Come Shine
"Come Shine" Come Shine

今回のTrondheim JazzorkesterのメンバーであるErlend Skomsvoll、Live Maria Roggen、Sondre Meisfjordの参加するユニットのCurling Legsレーベルからのデビュー作。
モルデ・ジャズフェスティバルには"Artist In Residence"と呼ばれるメインゲストがあり、フェスティバル中モルデに滞在し、多くのアーティストとのジョイントでコンサートを行う。今年の"Artist In Residence"はPat Metheny。そして今年のオープニング・コンサートはそのPat MethenyとTrondheim Jazzorkesterの"An Evening with Music by Pat Metheny, arranged by Erlend Skomsvoll"。去年の"Artist In Residence"はChick Corea、その時このTrondheim Jazzorkester & Chick Coreaのための楽曲(当然Chick Coreaのオリジナル)を鮮やかにアレンジし、評判になったのがErlend Skomsvoll。その好評を受けての再登場。

会場となったIdrettens Husはモルデのインドアでは最大のホールで、1500人収容。開場時間から外に長蛇の列ができ、開演時間にはもうがんがんに満員。もっともオープニングイベントなので招待客やら関係者用の席がいいところに押さえてあったが。

ステージ左前にMetheny、メンバーは扇形に広がっていて、右はホーン(サックス)の4人、奥にストリングスの4人、奥の左端に女性シンガー、その前にキーボード、さらにその前にパーカッション、右(ホーンの前)にドラム、手前にベース、中央前に指揮者がいて、Methenyの後ろにピアノ。注目のSkomsvollは(注目されているというのに)ジーンズによれっとしたTシャツを重ね着、動きもふわふわ、飄々としている。そのSkomsvollのアレンジはMethenyのオリジナルを演っているとは思えない程凝ったアレンジ。しかも1曲ずつまったく異なる発想で作られている。非常に複雑でユニークなアレンジなのだが、Pat Methenyは恐らくリハーサルをする時間が少ないことを考えてだろうが、あまりその複雑なところには絡んでこない。楽器の編成が金管楽器なしのため、音は割と柔らかい印象。プログラム全体を通して各プレーヤーが均等にソロパート、見せ場を与えられている。

何人かの名前を知られているプレーヤーについて。
シンセサイザーのStåle Storløkken、この人はピアノを弾いているのを見かけたことがないので恐らくキーボード系専門というちょっと珍しい人。ピアニストとはやはり少し違う発想のメロディーを弾く人だが、1曲、Skomsvollの前衛的でダイナミックなピアノと、SuperlentのメンバーらしいStorløkkenのノイズの混ざったシンセサイザーが絡んだところはなかなか面白かった。Live Maria Roggenは歌詞のないフレーズを「あ〜」と歌っているのだが、Methenyのギターの上のキーはちょっと高すぎるような気がしてならない。この人はちょっと低めのキーで、歌詞のある歌を歌っている方がいいと思うのだが。

さて肝心のMetheny。MCはほとんどSkomsvollがしていたが、一度だけマイクに向かって「とても難しいアレンジで、あまりに合わせる時間が少なかったが・・・素晴らしい才能とアレンジ、こんなに美しく演奏してくれたことに感謝したい」と語ったのは本当に本心のようだ。Methenyの特徴のあるギターの音だけでなかなかの存在感だったが、それにしても次から次へと繰り出されるアイディア豊富なアレンジにMethenyのソロが終わっても拍手するタイミングを逃したりするほどだ。

会場はステージに向かって3方向が高くなっていて、後ろでも見やすい。お客さんは圧倒的に男性多し。町に繰り出してお祭りを楽しんでいる人たちとは別の人たち。私は最後列で見ていたが、始まる前はステージが途方もなく遠く感じたが、終わってみると演奏の迫力に押されてステージがとても近く感じられた。

Arild Andersen "Molde Concert"できかれた1曲ずつアンコールのように皆合わせて叩く拍手もあり。さほど気にならなかったが、やはり合わせたくない。ちなみにアンコールは皆合わせての手拍子がだんだん速くなったり、突然倍速になったりで驚き。そのアンコール曲はギターがリードするアレンジ。この曲を最後に持ってくるのも計算済みで、とても上手い持っていき方だと思う。


翌日入手した情報によると、この日のセットリストは次の通り。但しノルウェー語の新聞記事から演奏曲のタイトルとおぼしきところだけをピックアップしたので、全然関係ないものが入っている可能性も大。

1. Go Get It !
2. Last Train Home
3. The Heart of the Day
4. It's Just Talk
5. Living for the City
6. Kathelin Gray
7. Unquity Road
8. To the End of the World
9. First Circle
encore: Travels

(2001/07/29)


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