Anders Aarum
(p) Norway; 1974-
last updated: 2 February 2007
as a leader:
Absence In Mind / Anders Aarum Trio (2004; Jazzaway; JARCD004)
Anders Aarum (p)
Mats Eilertsen (b)
Thomas Strønen (ds)
ニューオーリンズスタイルを得意とする Torstein Ellingsen からフリースタイルな Thomas Strønen へというドラマーの交代は、そのままサウンドの変化になって表れていて、ファーストアルバム "The Lucky Strike" (2000) と同じ名前を冠したトリオによる作品とはとても思えない。音が ECM を思わせるような仕上がりなのは Rainbow Studio × Jan Erik Kongshaug のなせる業だが、音数を絞り、寒色系で抽象度が高くなったその音楽も北欧的だ。Anders Aarum 自身は意図してこのセカンドアルバムを北欧的にしたということなので、これは変化というより彼の音楽の幅広さを見せるものなのかもしれない。Thomas Strønen がかなり目立つ演奏をしており、トリオの演奏に素晴らしい効果を与えている。 (2005/11/10)
The Lucky Strike / Anders Aarum Trio (2000; Hot Club; HCRCD2009)
Anders Aarum (p)
Mats Eilertsen (double-b)
Torstein Ellingsen (ds)
Anders Aarum (b.1974) の初リーダー作。アルバムタイトルやジャケットにあるように(決してタバコではなく)彼らが好きだというボウリングが裏のテーマで、"A Spare Waltz" などというタイトルの曲もある。Anders Aarum はこの世代のノルウェー人ミュージシャンにしては珍しくフィンランドのシベリウスアカデミーなどで学んだ経歴を持ち、スタイルもあまり北欧的ではない。全て Anders Aarum によるオリジナルで、終盤に少し個性を見せる場面もあるが、ほとんどは古典的なまでのピアノトリオの様式、ただしバラエティーには富んでおり、さしずめピアノトリオのスタイルのサンプル集のよう。かっちりとした音(録音のせいもあるかもしれないが)、綺麗な明るいトーンの持ち主。 (2005/11/08)
as a co-leader:
Pathfinder / Jazzmob (2003; Jazzaway; JARCD001)
Jon Klette (as, syn)
Gisle Johansen (ts, ss, fl, whistle)
Anders Aarum (p, rhods, synth)
Mats Eilertsen (b)
Jarle Vespestad (ds)
Finn Guttormsen (b, #6, 8, 9)
Paal Nilssen-Love (ds, #8, 9)
Bjørnar Andresen (wah wah b, #9)
Jon Klette がリーダー格、サブ・リーダーとして Gisle Johansen が参加する他は流動的なメンバーで活動しているグループ Jazzmob の自主制作盤 "The Truth" (1999) に続くセカンドアルバムで、Jon Klette が始めたレーベル Jazzaway Records の最初のリリース。最後の2曲 #8, 9 はライブ録音で他の7曲はスタジオ録音だが、後者がまるでライブ録音のような勢いを保っているため、その差は曲の長さ以外にはあまり感じられない。唯一の北欧的なポイントであるシャープなリズムセクションがアルバムを通して安定している。前作の時点ではメンバーでなかった Anders Aarum がアコースティックピアノ/シンセ両方で印象に残る演奏をしており、特に、Gisle Johansen が率いたグループ Element の代表曲 "Shaman" のカバーなどにおけるシンセの演奏は勢いのあるアップテンポなナンバーと対照的なくぐもった雰囲気を醸し出していて面白い。(2005/11/05)
as a sideman:
The Traveller / Sonny Simmons (2005; Jazzaway; JARCD011) (2005/11/25)
Violin / Ola Kvernberg (2001; Hot Club; HCRCD136) (2007/02/02)