Jon Balke
(p, el-p, key) Norway; 1955-

last updated: 11 February 2008


● ライブレポート: Jon Balke & Arve Henriksen @ Téâtret du Châtelet / Festival Bleu Sur Scène (5 July 2006)

● ライブレポート:"Senzo-Kuyo" Jon Balke w/ Arve Henriksen (19 February 2003)


as a leader:


Book Of Velocities / Jon Balke (2007; ECM 2010)
Jon Balke (p)
* detail >> pick-up 2008 Vol.1 (2008/02/11)

Diverted Travels / Jon Balke & Magnetic North Orchestra (2004; ECM 1886)
Jon Balke (p, key)
Per Jørgensen (tp, vo)
Fredrik Lundin (bfl, ts, ss)
Bjarte Eike (vln)
Peter Spissky (vln)
Helge Andreas Norbakken (per)
Ingar Zach (per)
* datails >> pick-up 2004 Vol. 9 (2004/09/14)

Kyanos / Jon Balke & Magnetic North Orchestra (2002; ECM 1822)
Jon Balke (p, key)
Per Jørgensen (tp, vo)
Morten Halle (sax, fl)
Arve Henriksen (tp)
Svante Henryson (cel)
Anders Jormin (double-b)
Audun Kleive (ds, per)
* datails >> pick-up 2002 Vol. 6 (2002/05/15)

Solarized / Magnetic North Orchestra (1999; Sonet / EmArcy; 547 123-2)
Jon Balke (p, key)
Arve Henriksen (tp)
Per Jørgensen (tp, vo)
Morten Halle (sax fl)
Anders Jormin (b)
Audun Kleive (ds)
Odd Hannisdal (vln)
Henrik Hannisdal (vln)
Marek Konstantynowicz (vla)
Morten Hannisdal (cel)
"Magnetic North Orchestra" は Jon Balke がリーダーのグループで、これが "Further" (1994; ECM 1517) に続く2作目。全10曲全て Jon Balke のオリジナルで、その楽曲はとても北欧的、透明感があるのにダークな色合い、"Solarized" というアルバムタイトルとは裏腹に、陽の昇らない北欧の冬のようなイメージ、なおかつその裏に秘められた力強さとか意思の強さのようなものを感じさせる鋭さがあります。ストリングスの4人は "Cikada String Quartet" というノルウェーのカルテットで、"Rotor" (1998; Curling Legs; CD 42) でも Jon Balke と共演しています。それ以外がレギュラーのメンバーで、それぞれの個性的な音色−滑らかなサックス、手触りの違う2人のトランペット、そして重くて躍動感のあるベースとドラム、それに自らのピアノ−を上手く活かした、Jon Balke 独特の色彩のメロディー、アレンジが素晴らしいです。演奏面ではJon Balke は地味ともいえるくらいグループの一員に徹していますが、ファストナンバー #9 でみせるようなスリリングなソロもあります。 (2001/10/26)

Saturation / Jon Balke (1998; Jazzland / EmArcy; 538 160-2)
Jon Balke (key, per)
Fredrik Lundin (sax, fl)
Nils-Olav Johansen (g, vo)
Sidsel Endresen (vo)
Jon Balke の珍しくエレクトリックな作品。メンバーはデンマーク人サックス奏者 Fredrik Lundin (b. 1963)、バルカンごった煮バンド Farmers Market のギターと(おバカなキャラクターと)ボーカルを担当する Nils-Olav Johansen、そしてノルウェーの個性派女性シンガー Sidsel Endresen。Jon Balke はキーボードの他パーカッションも手がけ、リズム隊がないこの編成の中、自らのもつ独特のタイム感覚をポップに打ち出しています。演奏は基本的に Jon Balke、Fredrik Lundin、Nils-Olav Johansen のギターで、時折 ボーカルが効果的に入ります。Nils-Orav Johansen の歌は voice といった感じのもので、Farmers Market 程キレはしないものの、怪しい雰囲気を醸し出し、Sidsel Endresen は、その個性的な声を上手く活かされています。サックスとギターは地味目ながら雰囲気に合っています。クレジットはないのですが恐らく全て Jon Balke によるものと思われる12曲は、らしい北欧的な、くぐもった寒色系の雰囲気ながら、非常にポップなリズミカルな仕上がりになっているのは Jazzland レーベルならでは、というところでしょうか。 (2001/11/05)

Roter / Jon Balke (1998; Curling Legs; CD 42)
Jon Balke (p)
Cikada String Quartet:
Odd Hannisdal (vln)
Henrik Hannisdal (vln)
Marek Konstantynowicz (vla)
Morten Hannisdal (cel)

Further / Jon Balke w/ Magnetic North Orchestra (1994; ECM 1517)
Jon Balke (p, key)
Jens Petter Antonsen (lead tp)
Per Jørgensen (tp, vo)
Morten Halle (as)
Tore Brunborg (ts, ss)
Gertrud Økland (vln)
Trond Villa (vla)
Jonas Franke-Blom (cel)
Anders Jormin (b)
Marilyn Mazur (per)
Audun Kleive (ds)
Jon Balkeのプロジェクト"Oslo 13"の進化形としての新しいプロジェクトの1作目。恐らく北欧の民俗音楽がベースになっていると思われるメロディーやハーモニーが不思議な雰囲気を作り出しています。全体の流れはまるでサウンドトラックを思わせるような作り。1曲目"Departure"から一貫して漂う雰囲気は同じながら、曲によって楽器の編成を変えることなどによりこのプロジェクトの様々な切り口をみせ、ある曲に他の曲のモチーフを登場させたりして、最後にたどり着く"Arrival"で鮮やかに最初の出発地点に戻ります。Jon Balkeの、ピアニストとしてはもちろん、コンポーザー、アレンジャーとしての才能が発揮された1枚。名作。(2001/02/11)

Nonsentration / Jon Balke w/ Oslo 13 (1992; ECM 1445)
Jon Balke (key)
Per Jørgensen (tp)
Nils Petter Molvær (tp)
Torbjørn Sunde (tb)
Morten Halle (as)
Tore Brunborg (ts)
Arne Frang (ts)
Audun Kleive (ds)
Jon Christensen (ds)
Finn Sletten (per)
Miki N'Doye (per)
"Oslo 13" 名義で2作発表した後の録音で、名義のとおり Jon Balke のカラーが全面的に出ている。前2作とは随分編成が異なり、6人の管楽器隊と4人の打楽器隊を対照的に配置して、自身の持つ独特の北欧の民俗音楽に根ざしたメロディー・色彩と、彼がかねてから他のプロジェクトなどでとりあげている(らしい)アフリカ系の民俗音楽に根ざしたビートを絶妙のバランスで融合させている。Jon Balke 自身はキーボードとのみクレジットされているが、実際はソロも含めてアコースティックピアノもかなり弾いていて、むしろそちらが印象に残る。Jon Balke のピアノのメロディー感覚と微妙なタイム感覚(タッチ)は、アンサンブル全体の縮図のようだ。Rainbow Studio で録られたアコースティックピアノの音というのは、やはり尋常でない響きを持つ。Jon Balke による全10曲、最後のトラックが少々他と異なり、トランペットがリードする管楽器のアンサンブルがとても暖かく、途中から入る Jon Balke のキーボードも暖色系。アフロビートなどを取り入れながらも寒色系の曲が続いた後に、鮮やかに印象を残す曲。この1曲でアルバムの印象が変わるだろう。 (2002/03/04)

as a co-leader:


Live / Oslo 13 (1993; Curling Legs; CD 07)
Jon Balke (key)
Jens Petter Antonsen (lead tp)
Staffan Svennson (tp, all soloes)
Morten Halle (as)
Thomas Gustavsson (ts, ss, all tenor soloes)
Trygve Seim (ts)
Torbjørn Sunde (tb)
Carl Morten Iversen (b)
Audun Kleive (ds, per: right channel)
Jon Christensen (ds, per: left channel)
Jon Balke w/ Oslo 13 の "Nonesntration" を挟んで再び Oslo 13 としてのアルバム。 1992年5月9日と10日のオスロでのライブ録音。メンバーは相当入れ替わっていて、Staffan Svensson、Thomas Gustavsson のスウェーデン人2人、それにこれから7年後に ECM からソロデビュー作をリリースすることになる若い(録音当時21歳) Trygve Seim もいる。ビッグバンド的な音と複雑に構成された楽曲、スカンジナヴィアの音楽に根ざしていながらも割と明るいサウンド、というのが微妙なバランスで現れている。ライブならではの長めのソロもあるものの、リーダー格の Jon Balke も含めて基本的にはグループの音。 Oslo 13 としてはこれが最後のリリースとなる。 (2001/01/14; 2002/03/18)

Off Balance / Oslo 13 (1987; Odin; NJ 4022-2)
Erik Balke (as, bs)
Tore Brunborg (ts)
Arne Frang (ts, bs)
Olav Dale (bs)
Nils Petter Molvær (tp)
Torbjørn Sunde (tb)
Dag Einar Eilertsen (tb)
Jon Balke (p, syn)
Carl Morten Iversen (b)
Audun Kleive (ds)
1983年にファーストアルバムをリリースし、同年と翌1984年に国内ツアーを行なった後、1985年は活動のなかった Oslo 13 (リーダー格の Jon Balke はその間 "Masqualero" として活動)は 1986年春から活動を再開し、活動を徐々にスカンジナヴィアへと広げ、その時期に録音されたのがこのセカンドアルバム。録音も良くなり、バンドの演奏もタイトになり、何より独自のカラーが出てきている。全9曲のうち7曲を Jon Balke が、1曲はトロンボーンの Torbjørn Sunde が、残りの1曲はこの録音には参加していないノルウェーのサックス奏者 Vidar Johansen が作曲している。Jon Balke の曲に顕著な、ノルウェー/スカンジナヴィアの伝統音楽に根ざした音楽を、かなり複雑なアレンジ(奇抜ではない)で鮮やかに描き出している。演奏そのものはそれぞれの持ち味が活かされていて、ソロパートもあるものの、全体のバランスが重視されているように感じる。影と透明感という相反しそうな要素が共存している。(2002/02/23)

Bande À Part / Masqualero (1985; ECM 1319)
Nils Petter Molvær (tp)
Tore Brunborg (ts, ss)
Jon Balke (ac-p, el-p, syn)
Arild Andersen (ac-b, el-b)
Jon Christensen (ds, per)

Masqualero / Masqualero (1983; Odin; NJ 4008-2)
Tore Brunborg (ts, ss)
Nils Petter Molvær (tp)
Jon Balke (p, el-p)
Arild Andersen (b)
Jon Christensen (ds)

Anti-Therapy / Oslo 13 (1983; Odin; NJ 4007-2)
Nils Petter Molvær (tp)
Geir Hauger (tp)
Odd Riisnæs (ss, fl)
Erik Balke (as, ss, fl)
Rune Nicolaysen (ts, fl)
Nancy Sandvoll (bs, fl)
Stig Molvær (french horn)
Torbjørn Sunde (tb, vo)
Thor Bjørn Neby (btb)
Geir Løvold (tu)
Jon Balke (pk, per)
Carl Morten Iversen (b)
Audun Kleive (ds, per)
ノルウェーの旧郵便番号システムでオスロは1〜12まであり、グループ名 "Oslo 13" (オスロ[or オシュロ]・トレッテン)はその存在しない番号から取られている。1980年にオスロ大学周辺のミュージシャンによって結成され、これがこのグループの最初の録音。Jon Balke が半数近くの作曲を担当しているけれど、彼独特の色彩はほとんど見られない。全10曲はかなりバラエティーに富んでいて、明るいビッグバンドサウンドから、北欧のトラッドを反映した音や、どちらかというとプログレッシブ・ロック風のものまである。録音の関係か、Carl Morten Iversen のベースのぶいぶいいう音と、Audun Kleive のドラム、特にシンバル(スネアではなく)が目立つが、それ以外は誰が前面に出ることもなくアンサンブルとしての演奏をしている。ただやはり Jon Balke のピアノと Nils Petter Molvær のトランペットは時折ふと耳がいく。 (2002/02/19)

as a sideman:


Bakida / Nguyên Lê Trio (2000; ACT; 9275-2)
Nguyên Lê (el-g, ac-g, el-ac-g, computer editing, programmed syn, mandolin, bendir)
Renaud Garcia-Fons (ac. 5 string b)
Tino di Geraldo (ds, per)
with:
Carles Benavent (el. 5 string b)
Karim Ziad (gumbrik, karkabous, bendir, tarija, vo)
Hao Nhien Pham (meo & sao fl, vo)
Paolo Fresu (tp, flh)
Kudsi Erguner (ney fl)
Jon Balke (p)
Chris Potter (ts)
Illya Amar (marimba, tuned gongs)
ACTレーベルでの5作目となる本作は、ギター×アコースティックベース×ドラムのトリオによる作品で、それぞれの曲に似合ったゲストを1人か2人づつ(1曲だけ3人、という曲もありますが)迎えて演奏されています。トリオの演奏では、特にベースがアコースティックであることが本作の音のキーになっています。1曲当たりのゲストが少ないので、演奏には民俗音楽的要素は少ないのですが、曲そのものにはNguyên Lêらしい多国籍というか無国籍な雰囲気がいっぱいです。Renaud Garcia-Fonsはスペイン系フランス人、Tino di Geraldoはスペイン人ということで、リズム面ではフラメンコの要素が見え隠れします。Carles Benavent(スペイン)の5弦エレクトリックベースはギターのようにソロ楽器扱いでフューチャーされていて、なかなか面白いです。お互いのアルバムに参加しあうPaolo Fresu(イタリア)はさすがに相性がよく、ファンキーな曲でいいプレイをしています。Chris Potter(アメリカ)はもともと何でもこなせてしまう(?)人で、ここでも軽快で「らしい」演奏を聴かせています。で、問題(!)のJon Balke(ノルウェー)は最後のバラード曲でピアノを弾いているのですが、まじめに北方風の音のピアノと、特徴のあるギターの音色の微妙な響きの違いが不思議なよじれを作っています。とても個性的で面白い1枚。(2001/03/11)

Meridians / Torbjørn Sunde (1998; ACT; 9263-2) (2001/05/27)

Letters / Håvard Lund (1996; Turn Left Productions; 196) (2002/11/20)

Clouds In My Head / Arild Andersen (1975; ECM 1059; LP) (2001/05/05)

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