Per Eriksen
(per) Norway; 1957-

last updated: 6 June 2001


as a leader:


Beat Crazy / Per Eriksen (2000; Curling Legs; CD 56)
Per Eriksen (ds, per, loops, samp)
Odd Risnes (ts, ss)
Sverre Dæhli (b)
Thomas Eriksen (key hammond org, loops)
Tom Pettersen (g)
Arve Henriksen (tp, vo, effects)
Curling Legsレーベルへの3作目。メンバーが総入れ替えになり、音楽も総入れ替えです。ただしPer Eriksenの持つ大らかなビート感覚はそのまま。全5曲で48分程、13分近い1曲目を筆頭に最も短い曲でも7分前後と長めの曲ばかりで、その中でそれぞれ演奏に十分スペースが与えられています。アフリカン・ビート風の1曲以外はいわゆるジャムバンド系にも通じる音で、オルガンとギターの参加でいかにもそれらしき音になっています。Per Eriksenはパーカッショニストではなくすっかりドラマーとしてファンキーなビートを楽しそうに(?)延々と叩いています。このアルバムを単なるジャムバンド系のノリのよい音楽に終わらせていないのはホーンの2人の演奏なのですが、特にトランペットのArve Henriksenはその独特のハスキーな音色とクールなメロディー感覚、そしてアコースティックとエレクトリックが共存するスタイルで前作に参加のNils Petter Molværとはまた違った形で貢献しています。 (2001/06/06)

Beats & Pieces / Per Eriksen (1997; Curling Legs; CD 34)
Per Eriksen (ds, per)
Terje Gewelt (fretless b, el-b, bass loops, ac-b, piccolo-b)
Arne Frang (ts, ss, bs)
Rune Klakegg (keyfenderrhodes, syn, bass recorder)
Nils Petter Molvær (pocket tp, tp)
Curling Legsレーベルへの2作目。Per Eriksenは前作では様々な音を出すパーカッショニストといった感じでしたが、本作ではドラムを叩く場面が多くなり、全体的にジャズ色が強くなっています。Per Eriksen本人、前作でも共同プロデュース/キーボードで参加したMikkel Schilleと共に共同プロデューサーも務めるベーシストTerje Geweltのスタジオ"Cookie Factory"で録られていて、そのTerje Geweltの演奏―エレクトリックあり、フレットレスあり、アコースティック、またアルコ弾きありの多彩な音―が非常に大きな部分を占めています。このアルバムの目玉はやはりNils Petter Molværの参加。(Nils Petter Molværが初リーダー作"Khmer"をレコーディング、リリースした時期にあたります。)Per Eriksenのドラム、Terje Geweltのベース、Nils Petter Molværのトランペットによるトリオの演奏が11曲中4曲もあり、これらが意外にも即興演奏ぽく、どの曲も難しくないフリーといった感じでとても印象的な演奏です。 (2001/06/05)

Center Of The Beat / Per Eriksen (1994; Curling Legs; CD 12)
Per Eriksen (ds, per)
Terje Gewelt (ac-b, 5 string el-b, fretless-b, piccolo el-b)
Arne Frang (ss, ts, bs)
Bård Reil (tp, flh)
Mikkel Schille (p, key)
Per Eriksenはノルウェー出身、デンマークで学んだというパーカッショニスト。このアルバムがCurling Legsレーベルへの最初の作品です。クレジットを見るとPer Eriksenの項には4行に渡って仔細に楽器名が記されていて、最後にクレジットされているのが"madness"。水の音で始まり、大らかなビートが全体を支配する、非常に気持ちのよいサウンドです。タイトルトラックを含めて2曲だけ強力にビートが効いた曲がある他は、アンビエントな音を背景に、実に様々な音―冒頭の水の音、鳥の声、雨の音、不思議な笛、クレジット4行分の多種多用な打楽器―といったものがまるで何かをイメージするかのように重ねあわされ、そこにサックスやトランペットがメロディーを載せていき、ベースはリズムというよりそのフレーズがサウンドの重要な要素になっていて、またピアノは時折煌くように響く、というように音が組み立てられています。宇宙的、大陸的で、また無国籍な不思議なサウンドで、 "Kaleidoscope"、"Spirits"、"The Black Hole"などのタイトルにぴったりです。 (2001/06/04)

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