Svein Finnerud
(p) Norway; 1945-2000

last updated: 22 June 2007


as a leader:


Preachers - the Unreleased Works 1969-1980 / Svein Finnerud Trio (2007; Plastic Strip; PSPCD 702)
Svein Finnerud (p, el-p)
Bjørnar Andresen (double b)
Espen Rud (ds)
with:
Sigurd Berge (tape machine #5)
Terje Rypdal (g #7)
Katja Medbøe (recitation #8)
Carl Magnus Neumann (as #8)
Jon Christensen (ds #8 replacing Espen Rud)
1967年に結成された Svein Finnerud Trio はノルウェーのフリージャズの礎を築いたグループの1つ。"Svein Finnerud Trio" (1969), "Plastic Sun" (1970), "Thoughts" (1974) をリリース後、15年ほどのブランクを空け、活動再開後に "Travel Pillow" (1994) を残している。この "Preachers" はノルウェーの国営放送 NRK のアーカイブの音源からのセレクションで、いずれも未発表の8曲は1970年、72年、74年、そして1980年の変則的なクインテット編成での音源を含む。Finnerud の北欧的な硬質なタッチ、ぶーんとうねる Andresen のベース、そして時折ジャズロック的なグルーヴを持ち込む Rud による演奏は、アコースティックからやがて70年代のジャズの流れを反映してエレクトリックにシフトするが、このグループの「雰囲気のあるフリージャズ」は変わらない。終盤の2曲、Terje Rypdal がECM以前の彼の姿でギターをかき鳴らし Finnerud のエレピと絡む #7 (1972年ライブ録音)と、ノルウェー語による俳句の朗読に合わせた詩的な #8 (1980年録音)が対照的ながら特に秀逸。CD はエンハンスト仕様で、様々な音源やインタビューなどを含む1969年のラジオ番組(30分、MP3)が収録されている。メンバーの若い頃の写真なども多く掲載された丁寧なつくりの優れた編集盤。(2007/06/22)

as a co-leader:


Egne Hoder / Bjørnar Andresen, Svein Finnerud, Paal Nilssen-Love (2000; BP; 00008)
Bjørnar Andresen (double-b)
Svein Finnerud (p)
Paal Nilssen-Love (ds, per)
もともとベテランベーシストの Bjørnar Andresen と若いドラマー Paal Nilssen-Love のデュオとして始まり、後に他のミュージシャンとのセッションにも広がったプロジェクト。ここに参加している Svein Finnerud は Bjørnar Andresen の半世紀以上(!)もの間の親友で、このアルバムのリリースを待たずして2000年6月に亡くなっている。アルバムは4曲からなり、1曲目はドラムとベースの短い曲、2曲目はベースとドラムによるデュオ、3曲目は3人による演奏、そして4曲目は27分近いベースとドラムのデュオという構成。どれも空間をたっぷり残した、どちらかというとわりと静かな部類に入るインプロヴィゼーション。リードするのは全曲を通して演奏している Bjørnar Andresen 、ナチュラルな低音で、ベースで何かをつづるようにとつとつとメロディーを奏でている。 Svein Finnerud のピアノはこのアルバムの中で、特に Bjørnar Andresen とのデュオの曲でひときわ鮮明。アルバムに載っている Bjørnar Andresen と Paal Nilssen-Love 2人だけの写真も、そして音もやはり少し寂しげな気がするのは気のせいだろうか。 (2002/08/18)

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