Audun Kleive
(ds) Norway 1961-
last updated: 3 September 2008
● ライブ: Mathias Eick Band @ Kongsberg Kino / Kongsberg Jazzfestival (5 July 2008)
as a leader:
Ohmagoddabl / Audun Kleive Generator X (2004; Jazzland; 0602498660355)
Audun Kleive (ds, key, vo, prog, loops)
Jan Bang (sampling, livesampling, loops)
Ståle Storløkken (key)
Christian Wallumrød (key)
Arve Henriksen ("treats or trumpet")
ドラマー Audun Kleive のリーダー作3作目で、この顔ぶれでは "Generator X" (2000) に続く2作目。曲目は順に "Genreactor", "Exploded Cod", "Stumblin' At The Savoy"(!), "Sessasphére", "Of Courseable" と奇妙なタイトルが並び(Arve Henriksen の楽器のクレジットにも注目)、コンセプトは「音楽によるSF」。エレクトリックなジャズ×テクノで確かに未来的ではあるけれど、あくまで中心になっているのは生身の演奏家による演奏で、それがこのアルバムを魅力的なものにしている。#3 "Stumblin' ..." に見られるようなタイトルどおりズダズダのリズムに、両サイドから似て非なる個性を持ったクセモノキーボード奏者のアクの強いフレーズが絡みつく。前作よりライブ感覚があり、トータル47分で5曲、長いものは16分半にもおよび、それぞれの曲と演奏が聞き応えがある。アルバム最後の5分、突如宇宙のかなたから現れた Arve Henriksen の一吹きでがらりと雰囲気が変わり、SFからドラマに変調してしまう場面が鮮やかだ。 (2004/09/19)
Generator X / Audun Kleive (2000; Jazzland / Universal; 542 900-2)
Audun Kleive (ds, key, vo)
Arve Henriksen (tp)
Christian Wallumrød (rhodes, prophet VS)
Ståle Storløkken (minimoog, prophet T8, emulator III)
Jan Bang (live sampling)
ノルウェー人ドラマーAudun Kleiveの2作目のリーダー作。5曲でトータル40分にも満たないアルバムながら、興味深い顔ぶれとアイディアが詰め込まれた作品です。5曲のうち、1、3、4曲目はJan Bang以外の4人での初めてのスタジオライブを後から編集したもの、そして残る2、5曲目は先の4人でのライブにJan Bangを連れてきてお得意のlive sampling(後からではなく、文字通りリアルタイムでのサンプリング)を絡め、さらにライブ録音した別々の2テイクを合わせたもの、だそうです。完成したアルバムではもともとの生のセッションが大きく残されているところと大々的に編集されているところとがありますが、ここまで編集してもやはりAudun Kleive独特のキレがよくしなやかなドラミングは十分に活かされています。全体的にどんよりとした北欧の冬の空を思わせるような雰囲気に強力なビート、Arve Henriksenのくすんだ音色だけれど鋭いトランペット、そしてChristian Wallurødの出足の鋭いキーボード、そしてこの全体の雰囲気を支配するStåle Storløkkenの音などが料理し過ぎ寸前の状態でしかも格好よく仕上げられています。 (2001/06/12)
Bitt / Audun Kleive (1997; Jazzland / EmArcy; 536 683-2)
Audun Kleive (all voices and instruments except where indicated)
Terje Rypdal (sustained chords, g)
Bugge Wesseltoft (resonant offbeats, Norlead "bee", Norlead left channel solo, Norlead b and melocyline - twisting, Norlead buildingline, Norlead screaming line)
Jonny Sjo (el-b)
ノルウェー人ドラマー Audun Kleive の初リーダー作。彼以外の3人はゲスト扱いで、ほとんどの楽器、というよりサウンドを彼自信が手がけています。Bugge Wesseltoft (このアルバムでも印象に残る音を出しています)と意気投合してスタジオでやりたいことを目いっぱいやってみた、そんな感じの作品で、これまでの参加作品のイメージを完全に覆す音、本当はこういう音楽がやりたかったのかと大変驚かされる音です。個性的なメンバーとグループを組み、がっちり作りこんだ2作目"Generator X" よりはまだまだアコースティックな音、 Audun Kleive 独特のグルーヴ感のある(アコースティック)ドラムももちろん入っています。ドラマーのリーダー作らしくビートの強い曲が多く、ノリはクラブよりというより、どちらかというとロック調のものが多くみられます。しかし、なんといっても驚くのは Audun Kleive 自身による、「濃〜い」歌。(2001/11/04)
as a co-leader:
Live In The North / 1300 Oslo (2001; Curling Legs; CD 63)
Morten Halle (as, ss, sns)
Jens Petter Antonsen (tp)
Staffan Svensson (tp)
Trygve Seim (ts, ss)
Thomas Gustavsson (ts, ss)
Torben Snekkestad (bs)
Torbjørn Sunde (tb)
Lars Andereas Haug (tu)
Bjørn Kjellemyr (b)
Per Oddvar Johansen (ds)
Audun Kleive (ds)
1992 年に Oslo 13 からリーダー格の Jon Balke が脱退、その後彼は Magnetic North Orchestra という、Oslo 13 をある方向へ一歩押し進めたグループを結成する。一方の Oslo 13 は Morten Halle をリーダーとして、 8 管+ベース+ツインドラムという編成の 1300 Oslo として復活。このアルバムはその「第2期」の終わり、2000年6月のオスロとコペンハーゲンでのライブ録音。ベテランと若いミュージシャンが微妙に混ざった顔ぶれで、ライブの熱気を感じる演奏が繰り広げられている。実力派ばかりの8管、しかも結構低めの重心の編成が迫力。けれどこのユニットに躍動感を与えているのは、タイプの違う名手2人によるツインドラム。曲は Jon Balke が抜けてメインのソングライターがサックスの Morten Halle になったことで、スカンジナヴィア色は多少薄れている。グルーヴ感が増し、新たに加わったのは、ジャケット(トロンボーンを被ってしまっている Torbjørn Sunde とか)や最後の "The Trio in the Basement" での チューバ、バリトンサックス、ベースによるぼぼごぼしたユニークな1曲などに見られるユーモアのセンス。いいアルバム。 (2002/03/19)
Kom - Live / Samuli Mikkonen, Anders Jormin, Audun Kleive (2000; Samuli Mikkonen; SMCD-2)
Samuli Mikkonen (p)
Anders Jormin (double-b)
Audun Kleive (ds)
●詳しくはピックアップ2001年-12をご覧下さい(2001/07/13)●
Going With The Flow / Olga Konkova, Carl Morten Iversen, Audun Kleive (1997; Curling Legs; CD 39)
Olga Konkova (p)
Carl Morten Iversen (b)
Audun Kleive (ds)
Olga Konkovaはモスクワ生まれのロシア人ピアニスト。録音当時28歳。ロシア音楽アカデミー卒業後、1年バークリーで学び、その後1994年にノルウェーに移住。本作はOlga Konkovaの初レコーディング作品にして初リーダー作。全10曲のうち、半分はOlga Konkovaのオリジナルで、残りは"Yesterdays", "Michelle"(Lennon-MacCartney), "Solar", Nardis", What Is This Thing Called Love?"。この曲名から恐らく想像されるであろう音よりは重心は低めです。Carl Morten IversenとAudun Kleiveというリズムセクションが素晴らしいのですが、通常のピアノトリオより重めの音で、しかし非常にしなやか。両者ともリズムを刻むというより、インタープレイです。そしてピアノはノルウェーらしい響きで、音数は少なくリリカルでありながら、芯があり、力強い。オリジナルのうちの1曲Heavy Gossipではフリージャズのような即興演奏も繰り広げています。最後に、Olga Konkovaは名前から察せられるとおり女性ピアニストなのですが、全くそういう情報は不要なピアニストです。(2001/03/04)
Live / Oslo 13 (1993; Curling Legs; CD 07)
Jon Balke (key)
Jens Petter Antonsen (lead tp)
Staffan Svennson (tp, all soloes)
Morten Halle (as)
Thomas Gustavsson (ts, ss, all tenor soloes)
Trygve Seim (ts)
Torbjørn Sunde (tb)
Carl Morten Iversen (b)
Audun Kleive (ds, per: right channel)
Jon Christensen (ds, per: left channel)
Jon Balke w/ Oslo 13 の "Nonesntration" を挟んで再び Oslo 13 としてのアルバム。 1992年5月9日と10日のオスロでのライブ録音。メンバーは相当入れ替わっていて、Staffan Svensson、Thomas Gustavsson のスウェーデン人2人、それにこれから7年後に ECM からソロデビュー作をリリースすることになる若い(録音当時21歳) Trygve Seim もいる。ビッグバンド的な音と複雑に構成された楽曲、スカンジナヴィアの音楽に根ざしていながらも割と明るいサウンド、というのが微妙なバランスで現れている。ライブならではの長めのソロもあるものの、リーダー格の Jon Balke も含めて基本的にはグループの音。 Oslo 13 としてはこれが最後のリリースとなる。 (2001/01/14; 2002/03/18)
Ballet / Entra (1992; LJ LJCD5205)Anders Jormin (b)
Staffan Svensson (tp)
Thomas Gustafson (sax)
Harald Svensson (key)
Audun Kleive (ds)
スカンジナヴィアのミュージシャン(Audun Kleive のみノルウェー人、あとはスウェーデン人)によるグループ Entra の2作目。全8曲全てメンバーのオリジナルで、 Thomas Gustafson によるものが4曲、Anders Jormin が3曲、Harald Svensson が1曲。このグループの音楽の特色が掴みにくい要因の1つがそれぞれによる作曲かもしれません。「非常にスカンジナヴィア的」な音楽性なのだそうで、それ以外にはジャンル分けも難しい音楽。敢えて言うなら民俗音楽とプログレを吸い込んだジャズといったところでしょうか。Harald Svensson のキーボードの入り方はジャズ的ではなくとてもプログレ的。全体的に Thomas Gustafson のサックスと Staffan Svensson のトランペットをメインにした録り方で、本来結構重めの Anders Jormin と Audun Kleive の音が割と軽やかに聴こえます。メインのホーンの2人は柔らかめの輪郭の音、アンサンブルになる場面にこのグループの特色が出ています。 (2001/01/14; 2001/10/19)
Off Balance / Oslo 13 (1987; Odin; NJ 4022-2)
Erik Balke (as, bs)
Tore Brunborg (ts)
Arne Frang (ts, bs)
Olav Dale (bs)
Nils Petter Molvær (tp)
Torbjørn Sunde (tb)
Dag Einar Eilertsen (tb)
Jon Balke (p, syn)
Carl Morten Iversen (b)
Audun Kleive (ds)
1983年にファーストアルバムをリリースし、同年と翌1984年に国内ツアーを行なった後、1985年は活動のなかった Oslo 13 (リーダー格の Jon Balke はその間 "Masqualero" として活動)は 1986年春から活動を再開し、活動を徐々にスカンジナヴィアへと広げ、その時期に録音されたのがこのセカンドアルバム。録音も良くなり、バンドの演奏もタイトになり、何より独自のカラーが出てきている。全9曲のうち7曲を Jon Balke が、1曲はトロンボーンの Torbjørn Sunde が、残りの1曲はこの録音には参加していないノルウェーのサックス奏者 Vidar Johansen が作曲している。Jon Balke の曲に顕著な、ノルウェー/スカンジナヴィアの伝統音楽に根ざした音楽を、かなり複雑なアレンジ(奇抜ではない)で鮮やかに描き出している。演奏そのものはそれぞれの持ち味が活かされていて、ソロパートもあるものの、全体のバランスが重視されているように感じる。影と透明感という相反しそうな要素が共存している。(2002/02/23)
Anti-Therapy / Oslo 13 (1983; Odin; NJ 4007-2)
Nils Petter Molvær (tp)
Geir Hauger (tp)
Odd Riisnæs (ss, fl)
Erik Balke (as, ss, fl)
Rune Nicolaysen (ts, fl)
Nancy Sandvoll (bs, fl)
Stig Molvær (french horn)
Torbjørn Sunde (tb, vo)
Thor Bjørn Neby (btb)
Geir Løvold (tu)
Jon Balke (pk, per)
Carl Morten Iversen (b)
Audun Kleive (ds, per)
ノルウェーの旧郵便番号システムでオスロは1〜12まであり、グループ名 "Oslo 13" (オスロ[or オシュロ]・トレッテン)はその存在しない番号から取られている。1980年にオスロ大学周辺のミュージシャンによって結成され、これがこのグループの最初の録音。Jon Balke が半数近くの作曲を担当しているけれど、彼独特の色彩はほとんど見られない。全10曲はかなりバラエティーに富んでいて、明るいビッグバンドサウンドから、北欧のトラッドを反映した音や、どちらかというとプログレッシブ・ロック風のものまである。録音の関係か、Carl Morten Iversen のベースのぶいぶいいう音と、Audun Kleive のドラム、特にシンバル(スネアではなく)が目立つが、それ以外は誰が前面に出ることもなくアンサンブルとしての演奏をしている。ただやはり Jon Balke のピアノと Nils Petter Molvær のトランペットは時折ふと耳がいく。 (2002/02/19)
as a sideman:
Chiaroscuro / Arve Henriksen (2004; Rune Grammofon; RCD 2037) (2004/06/15)
Kyanos / Jon Balke & Magnetic North Orchestra (2002; ECM 1822) (2002/05/15)
Brasilien / Lina Nyberg (2001; Prophone; PCD 061) (2002/01/06)
Undertow / Sidsel Endresen (2000; Jazzland; 548 195-2) (2001/04/04)
Solarized / Magnetic North Orchestra (1999; Sonet / EmArcy; 547 123-2) (2001/10/26)
Colours / Bendik Hofseth (1997; Kid Neb Production / Sonet / Verve; 537 627-2) (2001/06/23)
Small Labyrinths / Marilyn Mazur's Future Song (1997; ECM 1559) (2001/02/12)
New Conception of Jazz / Bugge Wesseltoft (1996/97; Jazzland/Sonet; 537 251-2) (2001/01/31)
The Music Machine / Gunnar Andreas Berg (1996; Curling Legs; CD 27) (2002/11/14)
If Mountains Could Sing / Terje Rypdal (1995; ECM 1554)
Moving / Jan Gunnar Hoff (1995; Curling Legs; CD 16) (2001/02/09)
Further / Jon Balke w/ Magnetic North Orchestra (1994; ECM 1517) (2001/02/11)
Rypdal & Tekrø / Rypdal & Tekrø (1994; BMG Ariola)
Live / Oslo 13 (1993; Curling Legs; CD 07)
If You Look Far Enough / Arild Andersen (1993; ECM 1493)
Nonsentration / Jon Balke w/ Oslo 13 (1992; ECM 1445)
Shaken - Not Stirred / Palisanderkvartetten (1992; Curling Legs; CD 06) (2001/06/03)
Future Song / Marilyn Mazur's Future Song (1992; veraBra; vBr 2105 2) (2001/03/21)
Eight Pieces / Anders Jormin (1988; Dragon; DRCD 306; reissued in 1998) (2001/09/28)
others:
Punkt : Live Remixes Vol. 1 / Sidsel Endresen, Jon Hassell (2008; Punkt / Jazzland; 0602517745674)
Sidsel Endresen (voice)
Jon Hassell (tp)
Audun Kleive (per)
Jan Bang (live sampling, programming)
Erik Honoré (live sampling, programming)
2005年から毎年夏〜秋頃、Jan Bang と Erik Honoré の主催によりノルウェー南部の街 Kristiansand で行われるフェスティバル Punkt の企画による2枚目のアルバム。フェスティバルでは、メインステージでのライブ演奏を、会場内の別のスペースでミュージシャンやプロデューサーがライブリミックスするというプログラムが組まれており、このアルバムはそのプログラムからの2つの音源をまとめたもの。最初の2トラックはイギリスのバンド Sweet Billy Pilgrim の演奏を Sidsel Endresen, Bang & Honoré がライブリミックスした2007年の音源、後の2トラックは Merriwinkle (Sidsel Endresen) のコンサートを Jon Hassel, Audun Kleive, Bang & Honoré がライブリミックスした2005年の音源。元の音源よりリミクサーの音のほうがかなり強く出ており、特に最初の2トラックの Sidsel Endresen の声のパフォーマンスが圧倒的。ここちよい音響と実験性、ライブ演奏とライブリミックスが絶妙のバランスで共存している。(2008/09/03)
Breaking The Surface / Maria Kannegaard Trio (2000; ACT 9283-2) (2001/05/30)
as engineer, co-producer