Mathias Landæus
(p) Sweden
last updated: 24 March 2001
as a leader:
Darling / Mathias Landæus (1997; Amigo; AMCD 882)
Mathias Landæus (p)
Karl-Martin Almqvist (ts)
David Miller (b)
Sebastian Voegler (ds)
1996年の同じくAmigoレーベルからの作品に続く、スウェーデン人のフロント&アメリカ人リズム隊での2作目です。基本的に50年代〜60年代の(アメリカのジャズ)に根ざした路線は変りませんが、前作に比べて随分個性が出てきたように感じられます。例えば軽快なドラムによるイントロにピアノとベースが乗っかり、テナーが出てくる1曲目がとてもいいです。その他にもピアノの音とメロディーが美しいバラードあり(どうもこれが得意らしい)、ビートを強調した少々ヘビーな曲があったり、50年代風のスウィンギーな曲があったりとかなり盛りだくさん。ところで、前作はニューヨーク録音でしたが、本作はストックホルム録音。そのためかどうか、最初の10秒でわかるほど音が違います。ピアノの響きは透明感が増し、いわゆる北欧風の要素も見えます。全体に抜けがよく、シャープな音です。そして前作にも1曲、個性がちらつく曲がありましたが、今回も最後のトラック、11分にも及ぶ"Surroundings"が面白いです。はっきりしたメロディーやリズムを排除した、幻想的なピアノ、曲に最小限のうねりを与えるベース、細かく曲にアクセントをつけるドラム(特にシンバル)、そしてその上を自由に浮遊するテナーサックス。他の曲とはかなり違いますが、引き出しが多いカルテットではあります。 (2001/03/24)
Blåbete / Mathias Landæus (1996; Amigo; AMCD 876)
Mathias Landæus (p)
Dave Miller (b)
Sebastian Voegler (ds)
Karl-Martin Almqvist (ts)
Mathias Landæusのデビューアルバム。彼と4曲に参加しているテナーサックスのKarl-Martin Almqvistの2人はスウェーデン人ですが、ベースとドラムの2人はアメリカ人、そしてアルバムもニューヨーク録音です。1曲目は"Farmors vaggvisa"(おばあちゃんがゆりかごを揺らすときの歌、の意)というトラッドでアレンジは4ビート。アルバム全体を見てもかなりオーソドックスな作りになっています。曲もアレンジも北欧風の雰囲気はほとんどありません。アメリカの、それもちょっと昔風の雰囲気で、これはメンバーの半分がアメリカ人だから、というより、こういう音楽をするためだからこのメンバー構成なのでしょう。それぞれの演奏は派手さはないもののなかなかのものです。2曲目"Flux"では曲は様々な展開を見せ、アルバム中では異色になるかもしれませんが、このあたりにこの人の個性的な面が見え隠れしている気がします。ところで、アルバムタイトルは"Blue Bait"、つまり「青い誘惑」でしょうか?(自信なし)Mathias Landæusはアルバムジャケットも手がけていて、ブルーグリーンの背景にさらりと描かれた絵がいいです。(2001/03/15)