Marilyn Mazur
(per) USA / Denmark; 1955-
last updated: 1 March 2004
● ライブレポート: Jan Garbarek Group @ すみだトリフォニー (25 February 2004)
as a leader:
Small Labyrinths / Marilyn Mazur's Future Song (1997; ECM 1559)
Marilyn Mazur (per)
Aina Kemanis (vo)
Hans Ulrik (sax)
Nils Petter Molvær (tp)
Eivind Aarset (g)
Elvira Plenar (p, key)
Klavs Hovman (b)
Audun Kleive (ds)
"Future Song"名義の2作目にあたる作品。全12曲、大雑把に3つのタイプの曲−@リズムを強調したパーカッショニストらしい曲、A幻想的な曲、Bロック調(もう少し限定するとハードロック調)の曲−が、パッチワークのように構成されています。デンマーク/ノルウェーのミュージシャン達もそれぞれ個性を活かした演奏をしている、というよりMarilyn Mazurが適切なところにミュージシャンを配置している、というべきでしょうか。Aina Kemanis(ユーゴスラヴィア人?)は民俗音楽風歌唱で、一番妖しげな雰囲気。Hans UlrikとNils Petter Molværの2管、それにElvira Plenarは適度に抑制された、美しい音とフレーズ。Eivind Aarsetは予想外にハードなギターで驚き。そしてMarilyn Mazur、Klavs Hovman、Audun Kleiveは細かいリズムワーク(後者2人はかなりヘビーなリズムも繰り出しています)が見事。(2001/02/12)
Future Song / Marilyn Mazur's Future Song (1992; veraBra; vBr 2105 2)
Marilyn Mazrur (per, ds, voice)
Aina Kemanis (vo)
Nils Petter Molvær (tp)
Elvira Plenar (p, key)
Klavs Hovman (b)
Audun Kleive (ds)
Future Song名義での1作目。サックスとギターの不在以外はECMからの2作目と同じメンバーです。フロントの人数が少ない分、アルバム全体を通して統一感のあるカラーの曲が並びます。そのカラーはMarilyn Mazur自身によるアルバムジャケットのカラフルなイメージと全く逆の、モノトーンに近い色。言い換えれば幻想的。そこへ各プレーヤーが載せていく色彩がいいコントラストになっています。それぞれの演奏では、なんと言ってもMarilyn MazurとAudun Kleiveによるリズムが強力。重たくて鋭く、グルーヴ感があります。ベースのKlavs Hovmanは、エレクトリックとアコースティック両方弾いていますが、エレクトリックによるフレーズが印象的。Elvira Plenarのキーボード/ピアノはこのアルバム全体に流れる幻想的な雰囲気を作り出しています。Nils Petter Molværのトランペットはかなりエフェクターがかかっていて、時としてギターのようになったり、キーボードのようになったり変幻自在にアルバムにアクセントをつけています。そしてAina Kemanisの透明感があるしなやかなボーカルはあまりに見事にこの音楽にはまっているので、Marilyn Mazurが歌っていると錯覚しそうになります。(2001/03/21)
as a side(wo)man:
Further / Jon Balke w/ Magnetic North Orchestra (1994; ECM 1517) (2001/02/11)