Ole Jørn Myklebust
(tp) Norway; 1977-

last updated: 26 January 2007


as a leader:


Breaks Even / OJ Trio (2001)
Ole Jørn Myklebust (tp, vo)
Asbjørn Lerheim (g)
Jan Olav Rebvåg (double-b)
with:
Sigurd Køhn (as)
Morten Qvenild (p)
Rolf Erik Nystrøm (as)
Ole Jørn Myklebust (b. 1977) はオスロのシーンではよく見かけるトランペッター/コンポーザーで、この国のプレイヤーらしい柔らかめの音と幅広い音楽性の持ち主。トラッドからいわゆるフューチャージャズ系までカバーする彼が、自分のトリオ名義で初めてリリースした自主盤のこのアルバムのテーマは「Chet Baker」。Ole Jørn Myklebust はノルウェー人にしても大柄な人(特に横幅が)で、その彼が高めのやさしい声で "My Romance" をはじめとしたスタンダードやオリジナルをロマンチックに歌うのでびっくり。歌はとても上手い、ということはないけれど雰囲気はある。変則的なトリオや、ゲストミュージシャンの配しかた、それに最小限にシンプルにした構成にセンスを感じる。アコースティックベースだけをバックにした "Nature Boy" や、ピアノの伴奏だけの "They Can't Take That Away From Me" が特にシンプルでいい。 (2003/04/20)

as a co-leader :


In This House / Subtonic (2004; AIM; AIMCD 106)
Julie Dahle Aagård (vo)
Asbjørn Lerheim (g)
Ole Jørn Myklebust (tp)
Roger Arntzen (double-b)
David Trübenbach (ds)
オスロ音大の学生仲間により結成された若いグループでこれがデビューアルバムだが、活動は既にかなり長い。ただしこのデビュー作録音前にオリジナルメンバーの Hilde Marie Kjersem (vo) が脱退したという経緯がある。前任のシンガーが低くパンチのある声なのに対し、新任のシンガー(舞台などで活動している人だそうだ)は対照的で、この声をキュート/コケティッシュとするか、または甘ったるすぎるとするかで好き嫌いが分かれそうだ。演奏はアコースティック・ジャズで、全体の仕上がりはポップス。楽曲はすべてシンガー以外のメンバーのオリジナルで、前任のシンガーのために書かれた曲の中にはちょっと無理があるものもあるのは致し方ないか。女性シンガーを擁するアコースティックグループは多いが、和声楽器にピアノではなくギターを配したその編成による柔らかな音は好感触。 (2005/06/01)

Troillspel / Østenfor Sol (2001; Major Studio; MSCD1150)
Morten Qvenild (p, fender rhodes, synth)
Roger Arntzen (ac-b)
Erlend Lygren (ds, per)
Bjørn Sigurd Glorvigen (vo)
Camilla B. Sørensen (sax, fl, back-vo)
Ole Jørn Myklebust (tp, flh, back-vo)
with:
Nils Jansen (bcl)
Kjetil V. Einarsen (tverrfløyte (fl))
Østenfor Sol のセカンドアルバム。リズムセクションが交代し、特に新しいベーシストの加入で曲に躍動感が増している。前作に引き続き Vegard Vigerust、それに Ragner Solverg という詩人の詩に音楽をつけるというコンセプト。トランペットの Ole Jørn Myklebust が大半の曲を手がけているけれど、ピアノの Morten Qvenild も4曲、新加入のドラマー Erlend Lygren [前の2人と同様 Ra のメンバー] も1曲手がけていて、その音楽はトラッドの要素はたくさん残したままジャズ/ポップ寄り。メンバーの演奏のバランスがよくなり、トラッド系ノルウェー語ボーカルも柔軟になり、音楽と歌がうまくかみ合っている。アップテンポなナンバーは格好いいし、前作にはなかったようなジャジーな曲もある。個性的な秀作。 (2003/04/16)

Syng, Dovre / Østenfor Sol (1998; Major Studio; MSCD 1143)
Ole Jørn Myklebust (tp, flh, hardanger fiddle)
Jan Inge W. Tangen (per, tuba)
Camilla Bjørndahl Sørensen (sax, fl)
Morten Strypet (b)
Morten Qvenild (p, fender rhodes)
Bjørn Sigurd Glorvigen (vo, harmonica)
with:
Knut Aarefjær
(per)
Per Mathisen (ac-b)
Per Arne Glorvigen (bandoneon)
Geir Ø, Lysne (per)
「太陽の東」という名前のユニット Østenfor Sol のファーストアルバム。ノルウェーの中央部の山間の小さな町 Dovre 出身の詩人 Vegard Vigerust の詩に音楽をつける、というコンセプト。同じ町出身の Bjørn Sigurd Glorvigen は、いかにも若い元気で溌剌とした、朗々と歌う正統的なトラッド系シンガーで、あまりジャズ的でないその唱法は最初少し驚く。メロディーもかなりトラッド調。その曲を全て手がけるトランペッターの Ole Jørn Myklebust [Ra, Geir Lysne Listening Ensemble] や、Morten Qvenild [ex-Jaga Jazzist, Shining, Ra] といった注目のジャズミュージシャンを含む他20代前半ばかりのメンバーの演奏は トラッドというより ジャズ〜ジャズロックよりのものが多い。ただし非常にバラエティーに富んでいて、まるでトラッドの曲もある。Morten Qvenild がピアノではなくフェンダーローズを弾く曲が、トラッド×ジャズロックという取り合わせで面白い。プロデュースは ACT レーベルからビッグバンド作をリリースしている Geir Lysne。(2003/04/13)

as a sideman:


Boahjenásti - The North Star / Geir Lysne Listening Ensemble (2006; ACT 9441-2) (2007/01/26)

New Conception Of Jazz - Film Ing / Bugge Wesseltoft (2004; Jazzland; 0602498661239) (2004/03/12)

Glittercard / Torun Eriksen (2003; Jazzland; 0602498108796) (2003/12/01)

Angels // Køhn / Johansen (2003; Real Records; RT 116-2) (2003/05/04)

live @ blaa / Ra (2000) (2002/02/25)

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