Lindha Kallerdahl (Lindha Svantesson)
(vo) Sweden; 1972-

last updated: 4 November 2004


as a leader:


Far From Alone / Lindha Svantesson (2001; Caprice; CAP 21617)
Lindha Svantesson (vo)
Fredrik Ljungkvist (ts, cl)
John Lindblom (g)
Hans Anderson (b)
Fredrik Rundqvist (ds)
Joakim Milder (ss #3)
Fredrik Nordström (ts #7)
Petter Winnberg (b #5, 6)
Lindha Svantesson はスウェーデンの個性派シンガー/ヴォイス・パフォーマー。このアルバムではほとんどの作詞・作曲を自ら手掛け、共同プロデュース、さらにミュージシャンも彼女自身が選んだとのこと。歌は、ヴォイスパフォーマー的奇抜な「声」はかなり控え目に、自分のメロディーライン(自作曲のメロディーがとてもよい)に自分の言葉を載せて歌っているといった印象。鋭角的な声の持ち主ながら、伸びやかに、優しく、鋭く、と表情豊かに丁寧な歌を聴かせている。歌を歌うことがメインになっているのではなく、その奥の何かを歌で伝えようとしているかのようで、そのために歌詞がとてもここちよく耳に残る。スローな曲を多めに、時折かなりアグレッシブな曲を取り混ぜていて、またバックのミュージシャンも Fredrik Ljungkvist とは手触りが違う Joakim Milder のソプラノを1曲で使ってみたり、2本のダブルベースを同時に使ってみたりと工夫されていて、それが効果的。音で一番印象に残るのは John Lindblom の、温かく揺らぐように広がるギターの音。秀逸。 (2002/01/11)

as a co-leader:


Röd / Mattias Windemo, Lindha Svantesson (1999; Amigo; AMCD 887)
Mattias Windemo (g, stick), Lindha Svantesson (vo), Joakim Milder (sax), André Ferrari (ds), Fredrik Rundqvist (whirldrums, cymbal)
前作"Water Story"では英語詞だったのが、本作では全てスウェーデン語になり、ついでにタイトルはもちろん、クレジットの記載まで全部スウェーデン語。歌詞の意味はわからなくても、言葉の響きは違和感がありません。Mattias Windemoはスティックも弾いていて、写真を見ると、ダブルネックギターを左手で弾きながら右手でスティックを弾いていたりします。前作より音構成はシンプルになり、静かな力強さ、また北欧的なものを感じさせます。曲は全てボーカルが入るにも関わらずフリージャズ的要素が強くなっています。その要因はLindha Svantessonの歌。普通に歌う部分は前作と何ら印象は変わらないのですが、時折♪ンツクツクツクテー↑♪のようなヴォイスパフォーマー的な「声」を発したりして驚かされます。その声とギター/スティック、それにサックスの自由な絡み方はまさしく即興演奏(歌唱)。アルバムタイトルは「赤」。静かな中に何かを秘めていて、時々それが表面に出てくるようなアルバムです。 (2001/04/18)

as a side(wo)man:


Hidros 3 / Mats Gustafsson / Sonic Youth with Friends (2004; Smalltown Supersound; STS080) (2004/11/04)

Water Story / Mattias Windemo (1997; Amigo; AMCD 881)
Mattias Windemo (doubleneck tap-g, g), Lindha Svantesson (vo), Joakim Milder (ss, ts), André Ferrari (ds), Fredrik Rundqvist (ds), Dan Strömkvist (ds), Mattias Welin (ds), Mats Öberg (key, harmonium, clavinet)
Mattias Windemoのギター(楽器そのもの)は変わっていて、ダブルネックで、フィンガーボードはローフレットまで全てスキャロップ加工されていて、片手で音が鳴るのでそれぞれの手で1本ずつ演奏できるのだそうです。確かに、あまりアタック音が強くない短かめのトーンで、それらの音が複数重なって広がる摩訶不思議な音世界は独特です。女性ボーカルLindha Svantessonは、そこそこ高め、芯のある声で、ほとんど彼女自身の手による英語詞で歌われる歌に表情があります。柔らかい音のギターと輪郭のはっきりした歌の取り合わせはなかなか。基本的にこの2人が中心で、Joakim Milderのサックス(とくにソプラノ)、Mats Öbergのキーボードが少し変化をつけています。曲は全てMattias Windemoのオリジナルで、半分がインスト。インストものとボーカルものとは違う発想で作曲されているようで、ボーカルの入る曲はボーカルを中心に組み立てられていますが、インストもののほうは、即興演奏(ただし静かな即興演奏)が多く、アルバムではそれらが微妙なバランスで配置されています。これがデビューアルバム。 (2001/04/17)

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