Skuli Sverrisson
(el-b, electronics) Iceland; 1966-

last updated: 14 November 2005


● ライブレポート: Jim Black's AlasNoAxis @ Copehnage Jazzhouse, Copenhagen, Denmark (21 February 2003)


as a leader:


Seremonie / Skuli Sverrisson (1997; Extreme; XCD 039)
Skúli Sverrisson (el-b)
アイスランド出身、現在はNYで活躍するベーシスト Skuli Sverrisson のソロアルバム。レーベルはオーストラリア、録音はNY。しかし音は恐ろしいくらい北方、アイスランドの音。Skuli Sverrisson のあのくっきりした輪郭のエレクトリックベースはところどころに顔を出すものの、ほとんどは何から出ているかわからない音(クレジットはエレクトリックベースのみ)によるアンビエントなサウンドスケープです。背景にはごーっと音が広がり、手前で打楽器というより素朴な手触りの鳴り物がかしゃかしゃ音をたて、管楽器のような音がひょろりと流れ、形を変え、消えていきます。浮かぶのはどんよりとたれこめた当分青空は見えそうにない北欧の冬の空、過剰なまでに澄んだ凍てつくような空気、地平線まで見渡す限りの溶岩の地・・・そんな風景。果てしなく深く広く宇宙的で吸い込まれるような音。最後から2番目の #8 の終盤、思い出したようにビートが入り、あのベースが登場しはっと我に返ります。最後のトラックは、らしい音によるエレクトリックベースの多重録音。名作。(2001/11/13)

as a co-leader:


A Thousand Incidents Arise / Anthony Burr & Skúli Sverrisson (2005; The Worker's Institute; TWI-3)
Anthony Burr
Skúli Sverrisson
for details, see scrapbook > discs > 2005 Vol. 5

Napoli 23 / Napoli 23 (2002; Smekkleysa; SMJ5)
Eyvind Kang (vla, electronics)
Hilmar Jensson (g, electronics)
Skuli Sverrisson (b, electronics)
Matthias Hemstock (ds, electronics)
* datails >> pick up 2003 Vol. 1 (2003/01/08)

Desist / Anthony Burr & Skúli Sverrisson (1999; Fire Inc. / Staalplaat; F-16)
Anthony Burr
Skúli Sverrisson
for details, see scrapbook > discs > 2005 Vol. 5

Kjár / Skúli Sverrisson, Hilmar Jensson (1998; Smekkleysa; SMJ 1 CD)
Skúli Sverrisson (b)
Hilmar Jensson (g)
アイスランドのレーベル Smekkleysa のジャズシリーズ(しかし本作をジャズというかどうかはかなり微妙なところですが)の1作目で、最近は共にニューヨークで活動する2人の共演盤です。"Kjár I - VIII" とタイトルされた全8曲は、アイスランドの伝説サーガから取られたとおぼしきタイトルのとおり、神秘的な雰囲気を漂わせた抽象的なイメージを連ねたもの。ギターの音は比較的はっきりそれと聴き取れますが、Skuli Sverrisson のベースは彼のソロアルバム "Seremonie" 同様、時折ずんと響くものの、それ以外はどうベースを弾いているのかわからないようなアンビエントなサウンドスケープです。音の透明度は高め、温度感はやはり低め、ぎゅぅんとねじ曲がる音(特にギター)は、空間ごとねじ曲げるような歪み方ですが、時には妙にすがすがしい響きの部分もあります。 (2001/11/20)

as a sideman:


Virðulegu Forsetar / Jóhann Jóhannsson (2004; Touch; TO:64) (2005/03/05)

Iceman Is / Terje Isungset (2002; Jazzland / Universal; 067 458-2) (2002/12/04)

Origami / Theo Bleckmann (2001; Songlines; SGL 1534-2)
Theo Bleckmann (voice, p)
Ben Monder (g)
Matt Moran (vib)
Skuli Sverrisson (el-b)
John Hollenbeck(ds, per, melodica)
せっかくなので、ご本人に聞いたタイトルの解説を:「小さいときから折り紙に触れて育ったし、折り紙や生け花といった日本の文化にはとても興味があるんだ。日本語もね。」(←とてもドイツ人らしい)・・・そういうわけで、タイトルトラック"Origami"では日本語の歌詞を歌っていますが、あまりにもひっぱって歌っているので、さほど日本語は気になりません。他にはフランス語やドイツ語(ブレヒトの詩)もありますが、この人の声は基本的に歌というより音なので、言葉の変化による響きの変化が面白いです。演奏のほうは、Ben Monder(ここでのBen Monderは優しく、暖かい音、ただしかなり控えめ)やSkuli Sverrissonといった、既に共演しているこの人の声によく合う音の持ち主以外に、ヴィブラフォーンや自ら弾いているピアノといった透明な響きの楽器が効果的です。「夜聴くのに丁度いい」とのご本人のお言葉どおり、静かで不思議な、夢を見ているような宇宙的な音楽。ただ、問題の"I Remember You"は、レコードが針飛びを起こしたようなフレーズをあちこちに入れているので、静かな美しいバラードが奇妙なことになってしまっています。最初に聴くときはかなり驚きます(プレーヤー壊れたかと・・・)。(2001/02/25)

Alasnoaxis / Jim Black (2000; Winter & Winter 910061-2)
Jim Black (ds)
Hilmar Jensson (el-g)
Chris Speed (ts, cl)
Skuli Sverrisson (el-b)

Marinade / Mark Dresser (2000; Tzadik; TZ 7063)
Mark Dresser (contra-b)
Mary Rowell (vln)
Denman Maroney (p)
Devid LeClair (tuba)
Regula Schneider (cl)
Skuli Sverrisson (5-string el-b)
Matthias Ziegler (contrabass-fl)
Marcus Weiss (as)
Stefania Veritá (cel)
Michael Sarin (ds)
Gerry Hemingway (ds, steel ds)
Mark Dresserは作曲家として様々な委託作品を手がけていて、このアルバムは1997年から2000年の作品を集めたものです。小編成―ベース以外の楽器によるソロ、デュオから最大でクィンテットまで―による様々な楽曲の間1曲おきにMark Dresserのソロベースによる小曲が入る、という構成。ソロベースによる4曲では、その音、フレーズ、独特の響きが何とも言えず素晴らしく、耳に残ります。一方、様々な編成による5曲(ベーシストMark Dresserが登場しない曲もあり)は、それぞれの楽器、また編成にあった見事な作曲とアレンジの曲が並びます。アンビエントだったり、時々激しくなったりと自由自在。特に、コントラバスを軸に、静かな不規則なドラムがつぶやき、エレクトリックベースが横切り、スティールドラムが壊れそうにデリケートな音階を奏でる"Spin X"は、宇宙的な音の広がり、揺れ具合の印象的な1曲。また、チューバ、クラリネット、アルトサックス、チェロ、コントラバスという変則的な編成による複雑で不思議なアンサンブル"Althaus"もユニーク。作曲家Mark Dresserによる見事なアルバム。 (2001/07/03)

Emit / Chris Speed (2000; Songlines; SGL-1532-2)
Chris Speed (cl, ts)
Cuong Vu (tp)
Skuli Sverrisson (b)
Jim Black (ds, melodica)
(2001/03/05)

The Well / Brad Shepik (2000; Songlines; SGL 1531-2)
Brad Shepik (el-g, ac-g, saz, tambura)
Peter Epstein (as, ss)
Skuli Sverrisson (el-b)
Michael Sarin (ds, per)
Seido Salifoski (dumbek, per)
●詳しくはピックアップ2001年-3をご覧下さい(2001/ 02/14)●

Excavation / Ben Monder (2000; Arabesque; AJ0148)
Ben Monder (g)
Theo Bleckmann (voice)
Skuli Sverrisson (el-b)
Jim Black (ds, per)
高速アルペジオによる曲が増え、Ben Monderのギターは前作Dustとはかなり違った印象。また、同じ4人による1997年のTheo Bleckmann & Ben Monder名義のアルバム"No Boat"との一番大きな違いは、本作はBen Monderのアルバムだ、というところです。つまりTheo Bleckmannはかなり控えめで、"No Boat"では「パフォーマンス」だったのが、本作ではクレジットどおり"Voice"。ギターソロの曲はもちろん、他の曲もギターがサウンドの大部分を占めています。そのサウンドは抽象的で、具体的な形がない何かのイメージを音にしているかのようです。流れるようなアルペジオの繰り返しの曲が印象的。最後の1曲、アコースティックギターによるソロ"You Are My Sunshine"のみ異色。(2001/02/22)

November / Brian Ales (1999; Intuition; INT 3209-2)
Brian Ales (g, prog)
Skuli Sverrisson (b)
Ben Wittman (ds)
Curtis Hasselbring (tb)
Joel Springer (ts, cl)
Cuong Vu (tp)
Satoshi Takeishi (per)
(2001/10/10)

No Boat / Theo Bleckmann and Ben Monder (1997; Songlines; SGL 1516-2) (2001/02/19)
Theo Bleckmann (voice)
Ben Monder (g)
Skuli Sverrisson (el-b)
Jim Black (ds)
最初にこのアルバムを(不用意に)聴いて仰天。♪ネケネケネケ〜♪などなど歌というか声がやりたい放題。2回目からは何が出るか覚悟はできるので少しは落ち着いて聴けます。Theo Bleckmannはいわゆるヴォイス・パフォーマー。Ben Monderも不思議な世界を持ったギタリストなので、この宇宙人的パフォーマンスは合っているといえばとても合っています。1曲Ben MonderとJim Blackのデュオがありますが、半分はTheo BleckmannとBen Monderのデュオ、残りは4人による演奏。ごく一部果敢にも(?)Skuli SverrissonのベースがTheo Bleckmannに絡んでいったりする一幕もあってスリリングなのですが、基本的には4人で演奏してもTheo BleckmannとBen Monderの宇宙的デュオという印象です。最後の曲、Cole Porterの"Every Time We Say Goodbye"は普通(!)の歌とギターのデュオでとても美しい1曲。この曲を聴くとまた最初から聴きたくなってしまいます。(2001/02/19)

Pachora / Pachora (1997; Knitting Factory; KFW 207)
Chris Speed (cl)
Brad Shepik (Portuguese g, el-saz)
Skuli Sverrisson (el-b)
Jim Black (ds, dumbek, per)
(2001/10/10)

Dofinn / Hilmar Jensson (1995; Jazzís; 103) (2002/10/01)

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