Petter Wettre
(sax) Norway; 1967-
last updated: 24 March 2004
●ライブレポート:Petter Wettre; at "Herr Nilsen", Oslo, Norway (21 July 2001)
as a leader:
Tour De Force // Petter Wettre / Dave Liebman (2004; Household Records; DAA003)
Petter Wettre (ss, ts)
Dave Liebman (ss, per)
Ingebrigt H. Flaten (b, voice)
Jarle Vespestad (ds)
ノルウェーのサックス奏者 Petter Wettre (b. 1967) の、自身のレーベル Household Records からの第3弾となるこのアルバムは、バークリー時代の師匠 Dave Liebman との共演ライブ盤。録音は2000年9月で当時の Petter Wettre の名トリオに師匠を迎えた形になっている。このシャープなリズムセクションと Petter Wettre の軽やかなテナーとの相性はやはり特別なものがある。この録音はライブの様子をリアルに捉えた作品だけれど、残念なことに音質がかなりイマイチで、師弟コンビはいい演奏をしているのだけれどサックスの音色を楽しむところまでは至らない。リズムセクションの2人の演奏はそれでも迫力満点。唸り声とともに凄みのあるグルーヴィーなフレーズを弾き出す Ingebrigt Flaten 、それになんと言っても緻密に構成しつつ暴れる Jarle Vespestad のドラムが圧巻。 (2004/03/24)
Live At Copenhagen Jazzhouse / Petter Wettre Trio (2003; Household Records; DAA002)
Petter Wettre (sax)
Anders Christensen (b)
Anders Mogensen (ds)
* datails >> pick up 2003 Vol. 4 (2003/05/27)
Household Name / Petter Wettre Quintet (2003; Household Records; DAA001)
Petter Wettre (sax)
Håvard Wiik (p)
Palle Pesonen (g)
Per Zanussi (b)
Anders Mogensen (ds)
* datails >> pick up 2003 Vol. 4 (2003/05/27)
The Mistery Unfolds / Petter Wettre Trio (2001; BP; 010009)
Petter Wettre (sax, bcl, handclaps, tambourine, karkabous)
Ingebrigt H. Flaten (ac-b, el-b, handclaps)
Jarle Vespestad (ds, handclaps)
with guests on #1:
Trygve Seim (ss)
Jørgen Munkeby (fl)
Mahatma Bubb (shehnai)
1999年と2000年に "The Trio" 名義でアルバムをリリースした後、"Petter Wettre Trio" とグループ名を変えてからの初めてのアルバムで、このメンバーでの3作目にあたります。リズム隊は、よく聴くと結構複雑なリズムなのにそれをさらりと演ってしまっていて、さらに非常に軽快でシャープ。Petter Wettre は、軽やかなテナーが特徴のプレイヤーですが、本作では最初の2曲でバスクラリネットを演奏しているのがちょっと目新しいです。バスクラリネットも演奏そのものの雰囲気はテナーと変わりませんが、その最初の2曲(1曲目の後半と短い2曲目)はアルバムタイトルと関係あるのか、何かが出てきそうな不思議な雰囲気の曲。他は明るめの演奏と明るめの曲調で、北欧っぽさは相変わらずほとんどありません。アルバム全8曲、全て Petter Wettre のオリジナルで、それぞれ非常によく練られていて、即興演奏というよりもきっちり構成された曲をキレよく演奏しているといった印象です。前年のデュオ作 "The Only Way To Travel" Wettre / Johansen に続きなかなかよいアルバム。デュオの方は即興演奏、こちらの方は楽曲を聴かせるのが主体となっています。 (2001/08/26)
In Color / The Trio (2000; Resonant Music; RM5-2)
Petter Wettre (sax)
Ingebrigt H. Flaten (b)
Jarle Vespestad (ds)
with:
David Liebman (sax)
Petter Wettre リーダー作3作目は、バークリー留学時代の師匠 David Liebman をゲストに迎えた変則的なトリオ作。このリズムセクションと組む2作目で、前作 "Meet The Locals" よりもかなりひねった楽曲・アレンジが目立ち、その分だけこのリズムセクション2人の曲者ぶり(特にベースの Ingebrigt Flaten)が随所に出てきている。ただ、もともとは空間の広く取れる小さい編成で自由に吹きまわすところが持ち味なプレイヤーなので、アップテンポでドラムとインプロヴィゼーションを繰り広げる #5 の冒頭などのほうにらしさが出ている。Petter Wettre のサックスはさすがに師事しただけあって David Liebman に似ているところも多く、オーバーダブなのか2人が吹いているのかわかりにくいところも。タイトルの綴り("color")に "u" が入らないように、アメリカ寄りのサウンド。 (2002/07/23)
Meet The Locals / The Trio (1999; Resonant Music; RM3-2)
Petter Wettre (sax)
Ingebrigt H. Flaten (double b)
Jarle Vespestad (ds)
カルテット編成の初リーダー作 "Pig Virus" (1996) に続く、ノルウェーのサックス奏者 Petter Wettre のリーダー作2作目。この後長い間活動を共にするこのトリオでの最初のレコーディング。リズムセクションの2人は他のユニットでみせるような「曲者ぶり」は控えめに、非常にストレートで恐ろしくシャープで、しかも手の込んだビートで突っ走り、その上で Petter Wettre の軽快なサックスが伸びやかに鳴るなかなか爽快なアルバム。とにかくアップテンポの曲が抜群にいい。アルバム前半は短めの曲が6曲並び、最後だけが "The Epidemic Of Self-Pity - Part 1, 2 and 3" とタイトルされた32分を超える超大作。順に Petter Wettre、Ingebrigt H. Flaten 、そして Jarle Vespestad がリードする3つのパートからなる組曲になっている。Petter Wettre が頭で考えて構成した大きな構造と、その中の即興演奏を含む演奏とのバランスがよく、それぞれの演奏も楽しめる。 (2002/07/16)
Pig Virus / Petter Wettre Quartet (1996; Curling Legs; CD 28)
Petter Wettre (sax)
Håvard Wiik (p)
Terje Gewelt (b)
Per Oddvar Johansen (ds)
ノルウェーのサックス(テナー)奏者 Petter Wettre の初リーダー作。アメリカ・バークリーで学び、また Dave Liebman らにも師事したことがあるとのことで、ライナーノートとして その Dave Liebman がコメントを寄せています。このアルバムの音は、アメリカで学んだということもわかるような、非常にオーソドックスなコンテンポラリー・ジャズ。曲調も明るめ、温度感も普通でノルウェーのジャズ、というイメージはありません。Petter Wettre は、長めのフレーズを軽やかにするりと滑らかに吹くタイプで、アルバムまたそれぞれの曲がやや抽象的でも、フレーズそのものはメロディック。他の3人のメンバーも若い(Terje Gewelt だけは抜きん出てキャリアが長いですが)実力派。中でも Håvard Wiik のピアノは特に大きな特徴があるわけではありませんが音色が美しく、このアルバムの大きな要素です。その Håvard Wiik 作曲のソロピアノ曲 "Sun Piece" がとても美しいアクセントになっています。リズムの2人は目立ちませんが、Terje Gewelt はさすがに安定した演奏、Per Oddvar Johansen は細やかなドラミングでサポート。 (2001/08/22)
as a co-leader:
The Only Way To Travel // Wettre / Johansen (2000; BP; 00007)
Petter Wettre (sax)
Per Oddvar Johansen (ds)
1996年の Pig Wirus / Petter Wettre Quartet で共演した2人ですが、その後Petter Wettre は Ingebrigt H. Flaten (b)、Jarle Vespestad (ds) の2人との"The Trio" としての活動が主になったため、共演の機会がなくなってしまった Per Oddvar Johanasen とごくプライヴェートなセッションのつもりでスタジオ入りしたところ、そこへエンジニアが機材を持ち込んだため録音となった、というのが本作品。収録されている全8曲のうち、Coltrane の "26-2" と Billy Strayhorn の "Chelsea Bridge" 以外は Petter Wettre のオリジナル。デュオまたはサックスソロによるこのアルバム、まずは音がそのクリア。Per Oddvar Johansen のドラム、特にシンバルの響きがとてもいいです。空間がたっぷりある少人数の編成は Petter Wettre のスタイルに向いていて、自由に軽やかにフレーズを描いています。適度な緊張感を保ちながらも、親しい2人ならではの小気味よいインプロヴィゼーションです。Petter Wettre がこのセッションのために書いた自身による7分に及ぶソロ曲は見事に練られた曲。本当に録音されてよかったセッション。 (2001/08/23)
as a sideman:
Shaman / Element (1999; BP 99001) (2002/01/15)
Meridians / Torbjørn Sunde (1998; ACT; 9263-2) (2001/05/27)
Frode / Frode Alnæs (1996; Necessary Productions / PolyGram) (2002/11/13)