diary
diary index | 2008年8月のdiary << 2008年9月のdiary >> 2008年10月のdiary
2008-09-30 (tirs)
Susanna のセカンドアルバム "Flower of Evil" のトラックリストを含む詳細が Rune Grammofon のウェブサイトに掲載されている。
>> "Flower of Evil" @ Rune Grammofon
Susanna and the Magical Orchestra でのカバーアルバム "Melody Mountain" (2006) では "らしい" カバーの他に AC/DC や KISS といった意外なセレクションを驚くようなアレンジで聴かせたが、今回も
Black Sabbath のカバーなどが含まれる。尚、以前からアナウンスされていた「スペシャルゲスト」は
Bonnie "Prince" Billy で、2曲に参加している。他のメンバーはレギュラーメンバーの
Pål Hausken と Helge Sten。
ノルウェーでの正式なリリース日は10月13日で、残念ながら今週末の来日公演(>
2008年8月25日付diary)には間に合わないとのこと。
2008-09-28 (søn)
緊急のお知らせを2つ。
今日(28日)から始まる Peter Brötzmann / Michiyo Yagi / Paal Nilssen-Love のトリオの "Spirit & Power 2008" ツアーの3公演(> 2008年8月25日付diary)のうち、28日(日)京都と29日(月)大阪公演には Ken Vandermark がゲスト参加する。30日(火)名古屋公演はトリオのみの出演。
その後も日本に滞在する Peter Brötzmann と Paal Nilssen-Love は10月4日(土)に渋谷のメアリー・ジェーンでソロ/デュオ公演を行う。開場18:30、開演19:00、1ドリンク付3500円。「ミュージック from ノルウェー」シリーズの Mats Eilertsen Quartet と Susanna Walumrød 公演(> 2008年8月8日、8月25日付diary)と重なるけれど…。
>> メアリー・ジェーン
2008-09-10 (ons)
最近は日本にも入ってきているノルウェーの新しいレーベル Bolage の新作が9月15日にリリースされる。Atle Nymo (ts), Ingebrigt Håker Flaten (b), Håkon Mjåset Johansen (ds) の連名のトリオで、アルバムタイトルは "Play Complete Communion"
、そのタイトルどおり Don Cherry のアルバム "Complete Communion"
(1965) の曲を演奏している。
>> Bolage
>> Atle Nymo @ MySpace.com (タイトルトラック "Complete Communion" が試聴できる)
2008-09-04 (tors)
スウェーデンのエレクトロアコースティックトリオ Tape が来日する。今回の来日は中国で行われる北欧音楽フェスティバル
NOTCH の後に日本に寄るもので、3公演と彼らにしては少なめ。
2008年10月9日(木) 渋谷 O-Nest >>
w/ Tenniscoats, Ass FilFla, helll
開場 18:30 / 開演19:00
前売 3500円 / 当日 4000円 (いずれも1ドリンク別)
2008年10月10日(金) 浜松 福厳寺
w/ Tenniscoats, Ass, taishi kamiya
開場 18:30 / 開演 19:00
前売 2000円 / 当日 2500円
2008年10月11日(土) 京都 Urbanguild >>
w/ Tenniscoats, Ass, popo
開場 18:00 / 開演 19:00
前売 3000円 / 当日 3500円 (いずれも1ドリンク別)
詳細な日程などは Tenniscoats のオフィシャルサイトに掲載されている。
>> Tape
>> Tape @ MySpace.com
>> Tenniscoats
-----
ノルウェー人ギタリスト Håkon Strorm-Mathisen が再来日する。
2008年10月8日(水) @ 管楽器専門店ダクスペースDo (東京・新大久保)
w/ 立教大学 New Swingin' Herd
2008年10月9日 (木) @ さくらんぼ (東京・京王線柴崎駅前)
w/ 新澤健一郎 (p)
2008年10月10日(金) @ B flat (東京・赤坂)
w/ miwako (as, fl), 川久保典彦 (p), Alan Gleason (b), 久保田徹 (ds), スミ☆アヤコ
(vo)
>> Håkon Storm-Mathisen
>> ノルウェー大使館
-----
Rune Grammofon から Susanna のソロとしては2作目となる新作について告知が出された。アルバムタイトルは
"Flower of Evil"、内容はカバー曲集で、リリースは当初の予定(>
2008年8月26日付diary)より1週間遅れて10月20日、CD に加え、LP もプレスされる。メンバーは来日メンバーと同じレギュラートリオ Susanna Wallumrød (vo), Helge Sten (g), Pål Hausken (ds)、それにサプライズゲストが参加している、とのこと。
2008-09-02 (tirs)
Europe 2008: 3
■ DnBNor Prisen to Helge Lien
ノルウェーにはジャズミュージシャンを対象とする賞が大小かなりの数ある。対象や賞の規模も実に様々だが、1つ共通するのは、優れたミュージシャンを積極的にサポートする、もっと具体的には、金銭面でのサポートが充実している、ということだ。そんな中でも最も権威ある賞といえるのは、毎年年末に発表される功労賞的意味合いの強い
Buddyprisen、2年に1度 Molde Jazzfestival で発表される Radka Toneff 記念賞、そして毎年
Kongsberg Jazzfestival で発表される DnBNor Prisen だろう。
DnBNor Prisen は2006年度までは Vitalprisen と称しており、スポンサーが保険会社
Vital から銀行 DnBNor に変わったことで名称が変更になったが、その内容は変わらず、どちらかというと比較的若い、充実した活動をしているミュージシャンを対象とするものだ。過去の受賞者は以下の通り。
2007年 Morten Qvenild (> 2007年7月8日付diary)
2006年 Håvard Wiik (※ 授賞式を現場で見ていたため関連記事の紹介なし)
2005年 Solveig Slettahjell (> 2005年7月11日付diary)
2004年 Ingebrigt Haker Flaten (> 2004年7月4日付diary)
2003年 Live Maria Loggen (> 2003年7月8日付diary)
2002年 Håkon Kornstad Trio: Håkon Kornstad / Paal Nilssen-Love / Mats Eilertsen (> 2002年7月8日付diary)
2001年 Christian Wallumrød
2000年 Petter Wettre
1999年 Audun Kleive
1998年 Sidsel Endresen
1997年 Bugge Wesseltoft
1996年 Nils Petter Molvær
今年の Kongsberg Jazzfestival 最終日、授賞式の行われる時間帯にはちょうど街にいなかったため、数時間後にフェスティバルのオフィスを通りかかった時に誰が受賞したのか誰かに聞こうかと思っているところへ後ろから関係者に声をかけられ、ピアニストの Helge Lien が受賞したこと、その日の夕方に国外向けのプレスセッションが行われる、ということを知らされた。
2008年7月の Kongsberg Jazzfestival の直近に私が見に行ったノルウェーのジャズフェスティバルは
2007年5月の Nattjazz (ベルゲン)だが、そこで Hansa Prisen を受賞したのが
Helge Lien だったので、(決して批判的な意味ではなく)また Helge Lien か、と思った。Hansa
Prisen は賞の規模としては上記3つの賞に続くものなので、大きな賞を2年続けて受賞したことになる。
国外向けプレスセッションといってもフェスティバルに来ている国外のジャーナリスト自体がさほど多くなく、このセッションも5〜6人といったところ。この秋に
Helge Lien Trio としての新作が出る、というのはその場に行って初めて知ったが、彼にとっては最高のタイミングでの
DnBNor Prisen 受賞だ。しかし、この日のセッションに限って言えば、サンプル盤やアルバムのプレステキストもまだ出来ておらず、彼は全ての質問や会話に丁寧に応じていたものの、残念ながら突っ込んだ話は出なかった。私自身はといえば、Helge
Lien の、彼の名前を冠したトリオ以外のグループ、例えばピアノ/チューバ/サックスという変則トリオ
Tri O'Trang や Rolf-Erik Nystrøm とのデュオ HERO などは結構興味深く聞いているのだけれど、最近はトリオが一番聞き込めていないため、サイトですらほとんど紹介できていない。もっとも、プレスセッションで彼自身も触れていたし、そこで配られた
A4 の用紙1枚の簡単なプレスリリースにも書かれていたように、彼のトリオはここ日本で人気が先行しているので、もはや私が書くまでもない、という感があるのも事実。
そのトリオの新作 "Hello Troll" はドイツの Ozella Music からリリースされる。ノルウェー人ミュージシャンということでは、トラッド/ジャズのサックス奏者 Karl Seglem のアルバムをリリースしている実績がある。ここ最近の Karl Seglem の活動を見る限り、小さいレーベルながら、ドイツを中心としたツアーを組むなど、丁寧にアーティストのサポートをしているという印象がある。
アルバムは現在ノルウェーを含むヨーロッパではちょうどリリースされるところで、先週からノルウェー国内各紙にレビューが掲載され始めた。驚いたのは、代表的な評とされる
Aftenposten と Dagbladet の2大日刊紙が揃って6点満点で6点をつけたことだ。
>> Aftenposten / Oslopuls
>> Dagbladet
アルバムの音源は MySpace で試聴できる。国内仕様盤は Diskunion から9月20日に、10月24日には
DIW から500枚限定で重量盤2枚組LPも発売される。
>> Helge Lien Trio
>> Helge Lien Trio @ MySpace.com
>> Helge Lien Trio @ Ozella Music
DnBNor / Vital Prisen に話を戻すと、この賞の賞金は 10万クローネと毎年同じ金額。今年のプレスリリースで初めて知ったが、ミュージシャンはその半額を一度に受け取り、残りの半分は次年度の
Kongsberg Jazzfestival 出演のために使われるのだそうだ。で、その10万クローネという金額、毎年書いているが、日本円に換算すると、2002年は150万円、2003年は180万円、2004年は150万円、2005年は170万円、2006年は現場にいたため記録なし、2007年は230万円、そして今年2008年7月のレートでは240万円に相当する。
-----
Rune Grammofon の新作 MoHa! "One-Way Ticket To Candyland" がCD、500枚限定LPともにレーベルサイトから購入可能となっている。
>> "One-Way Ticket To Candyland" CD @ Rune Grammofon
>> "One-Way Ticket To Candyland" LP @ Rune Grammofon
diary index | 2008年8月のdiary << 2008年9月のdiary >> 2008年10月のdiary