2002/12/31
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best of 2002
■■■ ベストアルバム(一応ジャズとその周辺)
- ● 1. Trygve Seim / Øyvind Brække / Per Oddvar Johansen "The
Source and Different Cikadas" (ECM; 1764)
- コンセプトも作曲もアレンジも演奏も、アルバムトータルとしても素晴らしいアルバムだったと思う。
- ● 2. Jaga Jazzist "The Stix" (Smalltown Supersound / Warner Norway; 5050466-0430-2-3)
- "A Livingroom Hush" 世界的ブレイクをよそ目にこんなアルバムを作ってしまう20代前半の人達。恐るべし。
- ● 3. Paal Nilssen-Love & Ken Vandermark "Dual Pleasure" (Smalltown Supersound; STS068CD)
- このアルバムの Paal Nilssen-Love には本当にびっくり。何気なく負けていない
Ken Vandermark も◎。本当はここの位置には Scorch Trio がくるはずだったのに、Paal
が自らのドラムで叩き落してしまった…。
4. 〜10. 以下順不同(リリース順に):
- ● Kornstad Trio "Space Available" (Jazzland; 014 724-2)
- Håkon Kornstad というテナー吹きはその存在自体が重要な気がする。
- ● Sverre Gjørvad "Denne Lille Pytten Er Et Hav" (Curling Legs; CLP CD68)
- ドラマーのリーダー作とは思えないアイディア。
- ● Raoul Björkenheim / Ingebrigt Håker Flaten / Paal Nilssen-Love "Scorch Trio" (Rune Grammofon; RCD2025)
- ↑の "Dual Pleasure" がなかったら文句なしにベスト3に入った。相対的な位置でここ。リズムセクションぶっとび。
- ● Jon Balke & Magnetic North Orchestra "Kyanos" (ECM; 1822)
- 1曲目の Arve Henriksen のソロで大分順位が上がったかもしれない。
- ● School Days "In Our Times" (Okka Disk; OD12041)
- 3/5は北欧系ということで。pick up でとりあげそびれたけれど、いいライブ
盤。
- ● Come Shine "Do Do That Voodoo" (Curling Legs; CLP CD75)
- 歌もアレンジも最高のスタンダードアルバム。
- ● Napoli 23 "Napoli 23" (Smekkleysa; SMJ5)
- 4人のアイスランド人、というよりアイスランド国籍のミュージシャンによるあの世を思わせる(?)アルバム。メンバーは
Eyvind Kang (vla), Hilmar Jensson (g, electronics), Skúli Sverrisson (b, electronics), Matthías M.D. Hemstock (ds, electronics)。来年紹介。
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■■■ ピアノ物ベスト(巷ではピアノトリオが売れるそうで…)
- ● Vigleik Storaas Trio "Subsonic" (Curling Legs; CLP CD71)
- ピアノトリオ物はあまりたくさん聴かないけれど、今年私が聴いた中ではダントツのピアノトリオ作だった。メンバーは Vigleik Storaas (p), Johannes Eick (b), Per Oddvar Johansen (ds)。このトリオでの3作目で、以前のアルバムは2枚ともノルウェー・グラミーを取っている。このアルバムも別に奇抜ではないオーソドックスな作り、それでいて本当に素晴らしいメロディーと演奏。それから上手く表現できないけれど、とてもポジティブな響きを持っている。間違いなくノルウェーを代表するピアノトリオだと思う。本当は
pick up で取り上げて↑の10枚にも入れたかった…。
次点:
- ● Davíð Þór Jónsson "Rask" (Ómi; Ómi Jazz 006)
- David Thor Jonsson はアイスランド出身の若いピアニスト。彼の初リーダー作はピアノトリオをベースに曲によってトランペット、サックス、それにドラム/パーカッションをもう1人加えるという編成。いかにも北欧のプレイヤーらしい硬質で冷たく透明感がある鋭いタッチの持ち主。どちらかというとかなりフリー寄りのアルバム、けれどまったく暑苦しくならない。ダイナミックな構成がとても気に入った。David
Thor Jonsson は来年、ノルウェー=アイスランド連合クインテット Motif でもアルバムをリリースする予定。
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■■■ エレクトロニカなど
- ● Kippi Kaninus "Huggun" (Kitchen Motors; KM5)
- アイスランド。ポップでアナログ感覚もあるエレクトロニカ。毒性もあるところが◎。
- ● Jóhann Jóhannsson "Englabörn" (Touch; TO:52)
- アイスランド。レーベルはイギリス。とにかく美しい作品。現代音楽〜エレクトロニカによるサウンドトラック。
- ● Tape "Opera" (Häpna; H.9)
- スウェーデン。アナログ楽器とエレクトロニクスが何の違和感もなく共存。
- ● Dag-Are Haugan "9 Solitaires" ((K-RAA-K)³; K030)
- ノルウェー。リリース元はドイツのレーベル。Rune Grammofon からアルバムをリリースしている
ALOG の片方「アナログマン」によるソロ。アンビエント。
- ● Information "Biomekano" (Rune Grammofon; RCD 2024)
- ノルウェー。いかにも北欧な温度の低いエレクトロニカ。今年前半のヘビーローテーションだった。
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■■■ アートワーク
- ● Rusk "Rusk" (Grappa; HCD 7179) >> アートワーク
- アートワークは Rune Mortensen。この人はロック系や Smalltown Supersound 作品等を多く手がけている人で、ポップなテイストでロゴを活かしたものを得意としている。そういう意味ではこの作品は例外。音の中身は Unni Løvlid (vo), Vegar Vårdal (fiddle), Frode Haltli (accor) という若い3人によるノルウェートラッド。北欧の澄んだ空気を思わせるシンプルなデザインで、その中に温かな雰囲気がある。
次点:
- ● Sidsel Endresen & Bugge Wesseltoft "Out Here, In There" (Jazzland; 017 368-2)
- アートワークは Håkon Kornstad 。ポートレイト以外の写真も自ら手がけている(どこにそんな時間があるんだろう…)。アルバムジャケットという平面を、通常プリントの上に透明インクによるプリントを重ねたり、半透明の紙を挟んだりすることで少し立体的に演出している。
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