last updated: 30 August 2003
● アートワークは Kim Hiorthøy 。
Optipess / Monopot (2002; Smalltown Supersound; STS058CD)
Stein Herland (b), Øyvind Børnes (vo, g), Kenneth Totland (ds)
ベルゲンのポストロック・トリオ Monopot の "Something Is Like Nothing Was" (1999) に続くセカンドアルバム。以前のリリースから引き続き一切メンバーの名前のクレジットなどがなく、その代わりに「Played by Monopot and Sir Dupermann. Produced by Jørgen Træen and Monopot.」と記載されている。ボーカルの入らない曲もありインスト志向が強くなり、アンビエント度も増している。クレジット等と同様にシンプルな佇まいだけれど、グロッケンシュピール、ハーモニカ、アコーディオンなどの細やかな音使いが Jørgen Træen (=Sir Dupermann) らしく、とても効いている。ノルウェー2大音楽賞の1つ、Alarmprisen のポップス部門ノミネート作品。(2003/08/30)
● 4曲ながらバラエティーに富んでいて面白い。
Taran EP / Monopot (2001; Smalltown Supersound; STS048CD)
Stein Herland (b), Øyvind Børnes (vo, g), Kenneth Totland (ds)
ベルゲンのポストロック・トリオ Monopot の、ファーストアルバム "Something Is Like Nothing Was"(1999) リリース後の CDEP、全4曲20分。#1 "Super Abundance" が予想に反してボーカルレスの宇宙的/海底的アンビエントで驚いたけれど、その後の2曲 "Short Story Long", "Bomb Of Bliss" は前作の延長線上にある、ゆったりしたテンポのギターが彼ららしいシンプルなロック。4曲目は Kim Hiorthøy による "Sane" の "Kim Is Afraid Mix" (オリジナルは前作に収録)。リミックスにもきちんと残されている Monopot を特徴付けるノスタルジックなギターがそのまま Kim Hiorthøy らしさにもつながっているところが面白い。尚、#3 は Monopot の次のフルアルバム "Optipess" (2002) にバージョン違いが、#4 は Kim Hiorthøy の "Melke" (2002) にも同じものが収録されている。 (2003/08/20)
● タイトルどおりの作品。
Fast Motion / Martin Horntveth (2002; Smalltown Supersound; STS057CD)
Martin Horntveth
Jaga Jazzist のドラマーでリーダーの Martin Horntveth の初リーダー作。CDEPで5曲、20分。Jaga Jazzist のいろいろなメンバーの中、彼がテクノやエレクトロニカサイドのミュージシャンであることがよく分かる。ドラマーらしいビートのきいた曲がならんでいるけれど、そのビートは打ち込みによるものが前面に出ていて、ドラムから出ている音も加工に加工を重ねられている。1人でスタジオであれこれいじって作られた音楽で、生音がない早回しの Jaga Jazzist とでもいう感じ。時折不思議と映像的な音が挟み込まれるのがとても気になる。プラスチックケースに直接印刷するというアートワークなども含めて好奇心を刺激する作品。 (2003/08/19)
● どうしてライブはあんなに大音響だったのだろうか…。
Live At Molde International Jazz Festival // Melzbow / Jazzkammer (2001; Smalltown Supersound; STS055CD)
Masami Akita, John Hegre, Lasse Marhaug
Merzbow こと秋田昌美、Jazzkammer こと John Hegre と Lasse Marhaug 、3人による2001年7月19日、ノルウェーのモルデで行われたフェスティバルでのライブ録音。実際のライブ(> ライブレポート)の印象と、こうしてCDになった受ける印象はかなり異なる。というより、この日のコンサートは観客はほとんどが事前に主催者から配られた耳栓着用というしろものだったため、CDになって初めて落ち着いて聴ける、といった感じでもある。収録はトータル40分で、この日の演奏を全くノーカットで収めたもので、ノンストップの演奏ながら、CDはカウンター上で3トラックに分割されている(音は途切れない)。ポップとさえいえそうなリズミカルなビートから始まる演奏はじょじょにボリュームとテンションが上がり混沌となり、次第に形を変えていき、40分後、別のところへ到達して静かに終結する。 (2003/08/18)
● レコードのラベルが Kim Hiorthøy によるごちゃごちゃっとした手描きで楽しい。
Hei Remix Part One / Kim Hiorthøy (2002; Smalltown Supersound; STS05412)
tracks: A1. Politiska Dikten Återvänder (Maninpal Inv. Modification 1); A2. Politiska Dikten Återvänder (Maninpal Inv. Modification 2); A1. Hej, Vart Blev Det Av Dat'en, Kim? (Album Remix by Alog)
デザイナーとしても知られる Kim Hiorthøy のファーストアルバム "Hei" (2000; Smalltown Supersound) からのリミックス 12"。 A面は Goodiepal という名前でも知られるデンマークのアーティスト Mainpal Inv. こと Krisitian Vester によるリミックス、Kim Hiorthøy によるアナログな音源をやや金属的な音使いで加工している。B面は Rune Grammofon に所属する Phonophani こと Espen Sommer Eide と Dag-Are Haugan の2人組 Alog によるリミックス。Kim Hiorthøy と Alog という似て非なる両者のテイストの混ざり具合が絶妙。"Hei" リミックスシリーズ2枚のうちの1枚目。限定500枚(多分)。 (2003/08/17)