discs - November 2003

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last updated: 16 November 2003


● 3作目 "Urban Connection III" は今月(2003年11月)リリース予定。なんと来年に延期!


French Only / Urban Connection (2002; Bergland Productions; BE 006-2)
Steinar Raknes (double-b)
Håkon Mjåset Johansen (ds)
Frode Nymo (as)
Urban Connection の2作目で、2001年7月にフランスツアーをした直後、アヴィニヨンのスタジオで録音されている。基本的に前作の延長上にあるけれどかなり音楽の幅は広がっている。全9曲のうち7曲のオリジナルはベースの Steinar Raknes が手がけていて、残る2曲は Pharoah Sanders の "Greetings To Idris" (例によってかなりのアップテンポ、ピアノレス、サックスはアルト、と雰囲気は原曲と大分異なる)と Jimi Hendrix の "Manic Depression" でどちらも Urban Connection らしく直球勝負なバージョン。2002年 Spellemannprisen ジャズ部門にノミネートされたものの、受賞はドラマー Håkon Mjåset Johansen の参加する Come Shine となり、2作連続受賞は逃した。 (2003/11/16)

● 今週末来日!


Urban Connection / Urban Connection (2001; Bergland Productions; BE 003-2)
Steinar Raknes (double-b)
Håkon Mjåset Johansen (ds)
Frode Nymo (as)
1998年頃から活動している若いトリオのデビューアルバム。ハードバップをいかにも若々しい演奏で聞かせる。McCoy Tyner の "Passion Dance" のカバーをピアノレストリオでカバー、しかも超高速でアルバムを象徴する曲になっている。それ以外はオリジナルで、それらを全て手がけるのはベーシストの Steiner Raknes 。メンバーの演奏能力は非常に高く、音楽的にもベースが中心になっているためかバランスがよく、ユニットとして非常にまとまった演奏。ワンホーンが(テナーでなく)明るい音色のアルト、小気味よいドラムとフットワークのよいベースで軽快。アップテンポな曲が多い中、最後をしめるミディアムテンポの "Oblivion" の素晴らしいメロディーが強い印象を残す。2001年、ノルウェーのグラミー賞にあたる Spellemannprisen のジャズ部門受賞作品。 (2003/11/14)

● Smalltown Supersound の特集はひとまず終了。


Mentor Mentee / Continental Fruit (2003; Smalltown Supersound; STS037CD)
Jon Øyvind Lærum
Continental Fruit は Jon Øyvind Lærum の1人ユニット。このリリース以前に Humbug というレーベルから "Gently Carved Into Sound" (2002) というCDRのリリースがある。比較的ミニマルなエレクトロニカで、ビートはほとんどないの緩やかな揺れるようなリズム感がある。電子音やノイズと合わせられているアナログシンセや数トラックで入るつぶやきのようなボーカルなどが印象に残り、少しだけ温かみを感じる。宇宙的で、彼の音楽という小宇宙を表現しているようで、抽象的ながら映像的な部分もある。 (2003/11/12)

● フルアルバムが聴いてみたいというより、こういうライブに居合わせてみたいと思うような演奏。


Schlinger // Paal Nilssen-Love / Håkon Kornstad (2003; Smalltown Supersound; STS077CD)
Paal Nilssen Love (ds), Håkon Kornstad (ts)
3曲入りライブCDEP。1曲めと3曲目はNYニッティングファクトリーで、2曲目はノルウェー・オーレスンでのフェスティバルUngjazzで、いずれも2000年の録音。恐らく1,2曲目はほぼ完全な即興演奏、3曲目は Kornstad Trio のファーストアルバム "Space Available" にも収録されていた "Arches Shape" のデュオバージョン(ただし単なるベース抜きではない)。2人の演奏は火花散るというより見事に調和している。音数も多め、若々しい演奏ながら、すうっと緊張の糸を張ったまま緩急を自在に操っている。特に16分にも及ぶ3曲目は圧巻。リリースが遅れたためレコーディングされてから3年も経っており、それでもまだ20代の2人にとっては、この鮮やかな演奏も既に過去形になりつつあるかもしれない。 (2003/11/06)

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