discs - February 2004

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last updated: 18 February 2004


● それにしても Ken Vandermark は次から次へと新しい名前の新しいユニットを…。


Furnace / Free Fall / Furnace (2003; Wobbly Rail; WOB013)
Ken Vandermark (Bb-cl, bcl), Ingebrigt Håker Flaten (b), Håvard Wiik (p)
ユニット名は、 Jimmy Giuffre (cl), Steve Swallow (b), Paul Bley (p) という同編成のトリオのアルバム "Free Fall" (1962) に由来する。2002年10月、ノルウェー Eidsvoll (ブックレットには Eidsvold とあるが)でのライブ録音。全体的に録音のせいだろうか、丸みのあるアナログな手触りのとても人間的な音。即興演奏の占める割合は多いけれど、きちんと作曲はされていて、即興演奏の間からひらりとメインのフレーズが飛び出したりする。瞑想的で抽象的なスローパートからヘビーでアグレッシブなパートまで幅広い。Ken Vandermark の楽器がクラリネットとバスクラリネットのみということもあり、ややノルウェー勢2人が押し気味。特に Ingebrigt Håker Flaten の演奏に存在感と重みがあり、ライブ録音ならではの血管も弦も切れそうなベースソロを披露する。アルバムタイトルは「溶鉱炉、灼熱した場所」。最後にライナーノートに寄せた Ken Vandermark の言葉を : "FREE FALL is the application of our experience and ideas towards an attempt to answer the question of "What now?" in jazz." (2004/02/18)

● アートワークは Kim Hiorthøy。リリース元は Ninja Tune なので十分流通すると思う、多分。


Day EP / Jaga Jazzist (2003; Ninja Tune; ZEN12150 / ZENCDS150)
track listing: 1. Day (original); 2. Two Things; 3. Day (Herbert's Garden Mix); 4. Reminders (Dat Politics "Cha Cha Laxist Mix)
Smalltown Supersound のライセンスによるイギリス Ninja Tune からのシングル。Martin Horntveth による #1 はアルバム "The Stix" に収録のバージョン。ライブでもアルバムでも必ずこの曲の後に途切れなく Lars Horntveth の "Another Day" がくることがお決まりなのにこの盤では来ないのが気持ち悪い。#2 はヴィブラフォン奏者 Andreas Mjøs による曲で、アルバム未収録、ただし Rune Grammofon のコンピ盤 "Money Will Ruin Everything" にも収録されているノスタルジックなミニマル寄りのエレクトロニカで生楽器度は低い。Herbert によるリミックス #3 はリズムパートはフロア向けのグルービーなビートに置き換えられていて、トランペット、ヴィブラフォンといった楽器の音を鮮やかに残しているところはさすが。Dat Politics による #4 は最初こそ誰かがメロディーを鼻歌と口笛で歌っていたりするものの、だんだん本領を発揮してきて愛嬌のあるノイズ寸前の電子音でいっぱいになり、何の曲だか忘れそうな有様になる。 (2004/02/16)

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