last updated: 16 September 2005
● オスロのクラブ Herr Nilsen での録音分のお客さんのおしゃべりがうるさいのがいかにもオスロらしくもありおかしい。
The Truth / Jazzmob (1999; BeBopOrBeDead Rec.)
Jon Klette (as), Gisle Johansen (ss, ts), Michael Block (p, fender rhods), Roy Powell (el-p, #7-9), Mats Eilertsen (b), Ingebrigt Håker Flaten (b, #7-9), Jarle Vespestad (ds)
1998年にアルトサックス奏者 Jon Klette によって結成され、流動的なメンバーで断続的に活動を続けているユニットの自主制作ファーストアルバム。1998年8月末〜9月初の3つのライブでの録音で、2枚組9曲、ほとんどが10分を超える長尺の演奏。高速ビートにのっかってホーンセクションやピアノが長いソロを取り、テーマに戻るというオーソドックスなスタイルだが、いかにもセッション風でかえって臨場感がある。このアルバムに参加している Gisle Johansen がちょうど同じ時期にやっていたバンドが後の Atomic の前身となるElement で、音楽は基本的に異なるが、共通する「勢い」を感じる演奏だ。500枚のみのプレスで当時は350枚ほどが店頭やライブで販売され、2004年に Jon Klettte のレーベル Jazzaway が軌道に乗ったところで最後の150枚が国外へも流通したという1枚。(2005/09/16)
● それぞれのオフィシャルサイト: www.luigiarchetti.com / www.bowiget.com
Low Tide Digitals II // Luigi Archetti / Bo Wiget (2005; Rune Grammofon; RCD2046)
Luigi Archetti (g, electronics)
Bo Wiget (cel, electronics)
2001年の前作と同じタイトル、前作からの通し番号が振られた曲、やはり前作と同じく線のみによるアートワーク。相応しい視覚的要素に覆われた音もまたミニマル。ビートもメロディーも全くなし、ただしアンビエントと言ってしまうには一つ一つの音が非常にはっきり線を描いており、浮遊しないところが面白い。さらにシンプルな佇まいの中にもそれぞれの曲で相当に異なった印象を与える。エレクトロニクスと生楽器の音をミックスするアーティストの多くがモチーフとして生楽器の音を利用しているのに対し、彼らの場合、2人が共に楽器奏者であるところで根本的に発想が異なる。音を聴く限り、1955年イタリア出身でスイス在住のギタリストと1971年スイス出身のチェリストのデュオで、同レーベルで現在2組しかいない非ノルウェー(唯一の非北欧)アーティストの録音であるという情報はむしろ不要かもしれない。 (2005/09/13)