discs - August 2007

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last updated: 1 August 2007


Being There / Tord Gustavsen Trio (2007; ECM 2017)
Tord Gustavsen (p), Harald Johnsen (double-b), Jarle Vespestad (ds)
Tord Gustavsen Trio として、また Tord Gustavsen のリーダー作としても "Changing Places" (2003), "The Ground" (2004/2005) に続く3作目で、前作収録の1曲からアルバムタイトルを取った本作は三部作を締めくくる最終章でもある。1作目で日本のリスナーを驚かせた歌謡曲風メロディーはもっと普通の美しいメロディーへと変化しやや個性は薄れたが、楽曲は1曲ずつを注意して聴くと相変わらず充実はしており、3作を通して当然のように録音も良い。アルバムはそれぞれの曲のテンポなども考えて構成されているが、ゴスペル/ニューオーリンズをルーツとする Tord Gustavsen の「素顔」は#4でちらりと見せるのみで、彼の一面しか伺えないのが残念だ。66分もあった前2作の収録時間より短く、60分を切る程度の長さで13曲とややコンパクトにしたのは正解といえるかもしれないが、そんなことを考えてしまうのは、ライブで見せるような緊張感があまり感じられず、ややリラックス気味とさえ感じられるほどの雰囲気のためか、もしくはピアノの影から全く足を踏み出さないベースのためか。この三部作の後にどんな音楽を聴かせてくれるのか、そちらのほうが気になる。 (2007/08/01)

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