Rune Grammofon - other recordings
Low Tide Digitals II // Luigi Archetti / Bo Wiget (2005; Rune Grammofon; RCD2046)
Luigi Archetti (g, electronics)
Bo Wiget (cel, electronics)
2001年の前作と同じタイトル、前作からの通し番号が振られた曲、やはり前作と同じく線のみによるアートワーク。相応しい視覚的要素に覆われた音もまたミニマル。ビートもメロディーも全くなし、ただしアンビエントと言ってしまうには一つ一つの音が非常にはっきり線を描いており、浮遊しないところが面白い。さらにシンプルな佇まいの中にもそれぞれの曲で相当に異なった印象を与える。エレクトロニクスと生楽器の音をミックスするアーティストの多くがモチーフとして生楽器の音を利用しているのに対し、彼らの場合、2人が共に楽器奏者であるところで根本的に発想が異なる。音を聴く限り、1955年イタリア出身でスイス在住のギタリストと1971年スイス出身のチェリストのデュオで、同レーベルで現在2組しかいない非ノルウェー(唯一の非北欧)アーティストの録音であるという情報はむしろ不要かもしれない。 (2005/09/13)
Fabula / Skyphone (2004; Rune Grammofon; RCD2033)
Keld Dam Schmidt, Thomas Holst, Mads Bødker
デンマークのトリオ編成のユニットのファーストアルバム。レーベルのプレスリリースでは Alog や Phonophani が引き合いに出されているけれど、もっと近いのは同じデンマーク出身の Opiate 、それに部分的にはスウェーデンの Tape あたりだ。ギターなどのアコースティックな音とグリッチ音などの電子音の柔らかな融合。彼らのサウンドを特徴付けているのは、比較的はっきりしたメロディーライン。その丸みを帯びたメロディーはこのレーベルにしてはとてもポップな印象だけれど、どこかポップになりきらないところは「らしい」のかもしれない。ここちよく、優しく、無邪気なようでそしてどこか少し謎めいている。 (2004/01/27)
Low Tide Digitals // Luigi Archetti / Bo Wiget (2001; Rune Grammofon; RCD 2019)
Luigi Archetti (g, electronics)
Bo Wiget (cel, electronics)
Rune Grammofon レーベル初のノルウェー以外のアーティストによる作品。イタリア生まれ、スイス・チューリヒ在住のギタリスト Luigi Archetti は今までに共演したアーティストとして Guru Guru、Iva Bittova、CAN のダモ鈴木+ Michael Karoli などなど怖い(?)名前がずらり。一方のスイス人チェリスト Bo Wiget は来日した時に杉本拓、秋山徹二とのトリオで『歩行』というアルバムを残しているのが目をひきます。このような2人のデュオなのでただのギター&チェロのアコースティックデュオにはなるはずはなく、なかなか Rune Grammofon らしい雰囲気の作品になっています。stück 1 - 11 とこれまたこのレーベルらしい無愛想なタイトルが付けられた11曲は2年に渡ってバラバラに録音されているようなのですが、それぞれの曲は非常に抽象的なイメージを音にしたかのようです。さほど前衛色は強くなく、穏やかで静かで、しかしちょっと不穏な雰囲気を隠し持ったなんとも形容しがたいジャンル分け不可能な音楽です。 (2001/09/23)
top / home