1. Dust and Light
2. Companions
3. Hotels
4. Byhalia
5. In Valleys
6. The Wild Palms
7. Gone Gone
Created by Tape at Summa, Stockholm, Sweden, during 2009-2010.
Mastered by Håkonan Åkesson at Cutting Room.
Cover by Klas Augustsson (Collages based on drawing s of Constantinople by Cornelius Loos in 1710)
(2011; Häpna; H.44)
>> Tape
>> Tape @ SoundCloud
>> Häpna |
Andreas Berthling
Johan Berthling
Thomas Hallonsten
with:
Per Eklund (ds) on #1
Lars Skogslund (ds) on #3, 6, 7
Andreas Söderström (per) on #6
ストントンと気持ちよく鳴るドラムの音から始まるこのアルバムは、実に堂々とした雰囲気だ。強い何かを感じる。これまで Johan Berthling がギターで音楽を揺らしてゆっくり時を進めていたのに、ここでは音楽が独り立ちして歩いて行く。
"Opera" (2002) 、"Milieu" (2003)、 "Rideau"(2005)、"Luminarium" (2008) ー Tape のメンバー Johan Berthling が共同オーナーであるスウェーデンのレーベル Häpna の看板グループとして、レーベルの歩みと共に確実な活動を続けてきた。それがぱたりと、前作 "Luminarium" をリリースしてしばらくしてからまる2年、レーベルの活動は止まってしまった。2010年10月、Sten Sandell Trio のメンバーとして来日した Johan Berthlingが、「来年復活するんだ」とレーベルが Tape の新作と共に再始動することを教えてくれた。そのニュースを聞いて、そんなに間が空いていたか?と思った位なので、実際のところ、ブランクというほどには感じられなかったのも確かだ。
メンバー3人の楽器はもはや何のクレジットもないが、ゲストの3人のミュージシャンはいずれもドラムやパーカッションを演奏している。その傾向は前作 "Luminarium" の1曲で、このアルバムにも参加している Lars Skoglund がスネアドラムを叩いていたところに少し見られたが、本作ではっきり全面に出てきた。それが冒頭の音楽が歩いて行く、という印象の直接的な理由だ。
演奏は、これまでの変化の方向性と同様、ぐっと楽器の演奏に重心を移してきている。ドラムが入り、他の音も割りとすっきり整理されて、グループというよりバンドといった雰囲気だ。
彼らが初めから持っていた、普遍的なノスタルジックさ、セピア色の記憶のような淡い暖かさは健在だ。強さと鋭さが幾分増したが、メロディーとの対比の面でちょうどよいように感じられる。
前作も本作と同様、ストックホルムの自分たちのスタジオで録音された作品だったが、前作からは明らかにどこかへ向かう途中にある危うさ、微妙なバランスを取っていることが容易に聞き取れた。それが本作ではすっかり消え去っている。作品やグループが1つの到達点に達した時の、充実した感が満ちている。 |
1. Vowel After a Pause
2. Daylight Was Above Me
3. Again Soon After Sunset
4. Creaking of Boards
5. A Bird in the Hand (Is Worth Two in the Bosh)
6. A Solitary House
7. Shadowed by Trees
8. To Break Silence
All music ans recodings by Ohayo
Recorded at Summa, Stockholm 2010-2011.
Mixed by Andreas Berthling and Ohayo.
Mastered by Håkan Åkesson at Nutidsstudio.
Paintings by Carl Hammond - "Displacement".
Cover design by Klas Augustsson.
(2011; Häpna; H.45)
>> Ohayo @ SoundCloud
>> Häpna |
Andreas Söderström
Johan Berthling
Per Eklund
クレジットを見ると、まるで Tape の兄弟分のようなグループのファーストアルバム。
メンバー3人はスウェーデンのアーティスト El Perro del Mar(バンド名のように見えるが女性シンガー)のバックバンドで演奏しており、それがきっかけで新しいグループを作った、というのが始まりだそう。
Tape のメンバーでもある Johan Berthling もベースやギターをこなすマルチ奏者だが、Ass というアーティスト名で知られる(トランペット奏者 Goran Kajfes のレーベル Headspin からアルバムをリリースしている)Andreas Söderström はもっとマルチ奏者で管楽器から弦楽器に打楽器までこなすので、この2人についてはどちらが何を担当しているかわかりにくい。ただ、ドラムの音の主は Per Eklund で間違いなく、上の Tape の新作の冒頭のドラムも彼によるものだ。
基本的にアコースティックな楽器のみで、ギター、オルガン、ピアノ、ドラム、ダブルベース、トランペット等が散りばめられている。曲のテンポはゆっくりで、はっきりと「曲」になっている。Tape と異なるのは、こちらの Ohayo が「ポップな顔」をしているのに作りが
思いの外かなりジャズ的だということだ。Johan Berthling がダブルベースを弾いているのも個人的には嬉しいポイントだ。
Häpna はいつもアートワークが秀逸だが、このファーストアルバムには何の文字も配さず、クリップで止められた白い紙を広げてみせたのがとてもよい。
|