<< 2001 Vol. 2 (2001/09/01) >>


solobsession



1. Fingering (Bojan Z.)
2. Who's Bob
(Bojan Z.)
3. Multi Don Kulti
(Bojan Z.)
4. Solobsession
(Bojan. Z.)
5. Don't By Ivory, Anymore
(Henri Texier)
6. Tout Neuf
(Bojan Z.)
7. Zulfikar-Pacha
(Bojan Z.)
8. Valse Hot
(Sonny Rollins)
9. Mothers Of The Veil
(Ornette Coleman)
10. Uci Me Majko, Karaj Me
(Macedonian Trad.)


2001; Label Bleu; LBLC 6624 HM 83
Solobsession
Bojan Zulfikarpasic


Bojan Zulfikarpasic (p)



まず、Label Bleu らしくないジャケット(いいと思うが)。左上の写真は内ジャケ。つまり外装が付いていてそちらはグレーのつるつるしていない紙で、タイトルとアーティスト名が大書きされているシンプルなもの。中はデジパック仕様。とりあえず手持ちのLabel Bleu のアルバムでデジパック仕様はこれが初めて。

ボヤン・ズルフィカルパシチ。大変な名前。実は "s" と "c" の上にアクセント記号(というのか)が付いているのが正しい綴り。結構フルネームで言わずに 「ボヤン Z」で通っているようだ。

1968年ベオグラード出身。Henri Texier のグループなどに参加。リーダー作としては4作目となり、初めてのソロピアノアルバム。

バルカン音楽が流行りともいえそうな最近のシーンの中、このアルバム、バルカン色はないわけではないが、一聴した印象では、形式的なバルカン風味(奇数拍子の変拍子など)はさほど目立たず、バックグラウンドにしっかり根付いている、といった感じ。それでも何気ないタイミングの取り方は、ならではのものがある。

1曲目が格好いい。左手をピアノの中に入れて弦を打楽器のように叩きながら、ある時は引っ掻きながら、右手で(こちらは鍵盤の上で)アドリブを展開する。4曲目のタイトルトラックはブリリアントな曲。明るく、軽やかなタッチで、どちらかというと南方風、非常にジャズピアノ。5曲目、 Henri Texier 作のワルツはちょっとセンチメンタルなメロディーが美しい曲。Henri Texier の他、Sonny Rollins や Ornette Coleman の曲、それに自作の曲を挟み、最後は「母さん、人生って何か私に教えて下さい」というマケドニアのトラッド(何てシリアスなタイトルのトラッド!)。ゆったりとしたテンポながら、ドラマチックで、緊張感溢れる曲。

アルバム全体でみると、かなり様々な曲が収録されている。どの曲もポジティブな音の響き、ダイナミックで時にとてもメロディアスな旋律を奏でるタッチが堪能できる。
Discography of Bojan Z., as leader:

1994 "Bojan Z Quartet" (Label Bleu)
1996 "Yopla!" (Label Bleu)
1999 "Koreni" (Label Bleu)
2001 "Solobsession" (Label Bleu)

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