<< 2005 Vol. 2 (2005/05/16) >>
![]() 2005; The Leaf Label; BAY 44CD |
![]() 2004; Propeller Recordings; PRR 02 |
| Little Things | Hanne Hukkelberg |
| words and music by Hanne Hukkelberg produced by Kåre Christoffer Vestrheim recorded and mixed at Propeller Music Division in Oslo, by Kåre Christoffer Vestrheim Mastered by Mike Hartung design by Arild and Nina at www.matchboxdesign.no all vocals by Hanne Hukkelberg programming, sampling and keyboard by Kåre Christoffer Vestrheim 1. Hoist Anchor 2. Seaching Hanne: glockenspiel Kåre: Theremin, mandolin Sidsel Walstad: harp 3. Little Girl Hanne: casio Martin Taxt: tuba Eland Dahlen: pots and pans Mike Hartung: banjo 4. Cast Anchor Hanne: guitar, mouth rhythms, water, plastic bottle Kåre: bass clarinet Erlend Dahlen: drums Jørn Raknes: lap steel 5. Do Not As I Do Hanne: mouth rhythms, wurlitzer Even Ormestad: bass Erland Dahlen: drums, eggs Geir Sundstøl: pedal steel guitar 6. Baloon Hanne: bass, synth Erlend Dahlen: drums 7. Displaced Hanne: mouth rhythm Kåre: banjo Martin Taxt: tuba Jørgen Munkeby: tenor saxophone, clarinet Erland Dahlen: drums 8. Ease Hanne: synth, wineglasses Jørgen Munkeby: bass clarinet, clarinet Erland Dahlen: drums 9. Conversion Hanne: bass wurlitzer Sigrun Gomnæs: vibraphone 10. True Love Lena Nymark: saxophone Jan Martin Smørdal: baritone guitar Peter Baden: drums Henning Sandsdalen: guitar Yngvil F. Bjellaanes: cello 11. Kæft Hanne: piano Jørgen Munkeby: saxophone, clarinet, vocal 12. Words & A Piece Of Paper Hanne: bicycle spoke, lyre, glockenspiel, violin, wurlitzer 13. Boble Hanne: piano, guitar, casio Kåre: accordion Peter Baden: drums, whistling Geir Sundstøl: mandolins |
![]() Hanne Hukkelberg、と言えば反射的に↑の写真が浮かぶほど、2004年本国ノルウェーでは彼女の注目度は高かった。黒い髪、前髪を短く切りそろえた所謂おかっぱ頭(の長髪)の、ノルウェー人にしてはかなりエキゾチックなルックスのシンガー、というのが最初の印象だ。 2003年11月にシングル "Cast Anchor"、そして2004年3月にアルバム "Little Things" をリリースしたのはオスロの Propeller Recordings で、これがレーベル最初の2枚のカタログでもある。Propeller Recordings はレーベルというよりむしろプロデューサー、エンジニア、ミュージシャンによるプロダクションといったほうが正確で、その中核をなすのが Kåre Christoffer Vestrheim。ミュージシャンとしてロック寄りのグループをいくつか掛け持ちする他、プロデューサーとしてもかなりの作品を手がけているが、ごく最近手がけた Shining の3作目や Jaga Jazzist の4作目で今後国外でも知られるようになるだろう。また、ミュージシャンやエンジニアとして参加する Mike Hartung もこの Propeller Recordings のスタッフだ。 この "Little Things" のプレスリリースに面白いことが書かれている。アルバムを製作する前の2年間、Hanne Hukkelberg は自転車に乗ってオスロを巡り、様々な音やアイディアを集めて回ったそうだ。実際、このアルバムには様々な音が入っている。バンジョーやテルミン、ハープ、それにラップスティールのようにちょっと風変わりな音を奏でる楽器たちの他、鍋やフライパン、プラスチックのボトル、水、卵、ワイングラス、自転車のスポーク等々などというものも彼女にかかると音楽の一部になってしまい、それらは実にユーモラスに素朴に彼女の声をサポートする。 コンクスベルク出身で現在26歳、両親は共にミュージシャンという環境で育った Hanne Hukkelberg は、メタル、インプロ、プログレ、ジャズと様々なグループで歌ってきたという。オスロ音大のジャズコースを2003年に卒業、国内の大きなジャズフェスティバルであるベルゲン・ジャズフェスティバル (Nattjazz)、地元のコンクスベルク・ジャズフェスティバル、それに去年はロンドン・ジャズフェスティバルに出演、というキャリアと実際の彼女の音楽は少々異なる。アルバムに収録されている曲の作詞作曲の他、多くの楽器も自らこなす彼女のスタイルはシンガーソングライターといったほうがしっくりくるだろう。オフィシャルサイトには "Windswept eccentric pop meets dusty jazz?" と書かれている。 Hanne Hukkelberg の歌は独特だ。ちょうどそのルックスがかわいいだけのシンガーとは違うインパクトを持っているのと同様だ。自分で書いたちょっとキッチュなメロディーを個性的な節回しで音楽にしていく。一歩間違えると奇妙な印象のほうが前面に出てしまいそうなメロディーとアレンジを、等身大で日常的な感覚で、なおかつ伸びやかに聞かせる。 アレンジに関するクレジットはないが、このアルバムに収録された13曲のアレンジには新鮮な驚きを覚える。音数は結構少なめでシンプル、先の奇妙な音たちが見事に配置されていて、聴く度に新鮮な印象を受ける。プログラミングなども使用されているが、大半を占めるアナログで手触りのある音がほんわりとした温かい余韻を残す。 2005年になりイギリスの The Leaf Label と契約、5月にはシングル、6月にはアルバムが新しいパッケージでリリースされる。今までノルウェーでしか知られていなかったユニークな音楽がようやく国外でも知られるようになる。 |
![]() 2005; The Leaf Label; DOCK42CD |
![]() 2003; Propeller Recordings; PRR 01 |
| Hanne Hukkelberg Cast Anchor EP |
1. Cast Anchor 2. Ease 3. The Professor (live at Blå, Oslo) 4. Words & A Piece Of Paper (live at Blå) |
related links |
>> Hanne Hukkelberg official site >> Propeller Recordings >> The Leaf Label >> "Little Things" @ musiconlie.no |
sound around Hanne... |
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| Jaga Jazzist What We Must 2005; Smalltown Supersound STSCD093CD / Ninjatune ZENCD103 |
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Jaga Jazzist の4作目。2人起用したプロデューサーのうち、後に仕上げで参加したのが Kåre Christoffer Vestrheim。アナログな感覚、比較的目立つところに丸みを帯びた楽器の音(ピアノやギター、ドラムなど)を配置するといった音使いには共通点が見られる。"Little Things" の5曲目 "Do Not As I Do" でベースを弾く Even Ormestad は Jaga Jazzist のメンバー。 |
| Shining In The Kingdom Of Kitsch You Will Be A Monster 2005; Rune Grammofon; RCD2044) |
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Shining の3作目。これまでのアコースティック路線から一転、ヘビーでプログレなどを思わせるエレクトリックなサウンドに変化を遂げている。Kåre Christoffer Vestrheim や Make Hartung がプロデューサーやエンジニアとして参加。"Little Things" の3曲でサックスやクラリネットを吹く Jørgen Munkeby はこの Shining のリーダーで、Jaga Jazzist の元メンバー、古巣 Jaga の "What We Must" にも作曲で1曲参加している。 |
| Jan Martin Smørdal Acoustic Accident Q.S. 2004; AIM Records; AIMCD109) |
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"Little Things" にも参加、Hanne Hukkelberg のツアーバンドのメンバーでもあるギタリスト Jan Martin Smørdal のユニットのファーストアルバム。総勢15名の若いミュージシャンによる即興演奏。顔ぶれには Jaga Jazzist の Ketil Einarsen (fl), Erik Johannesen (tb, "What We Must" 完成後に参加), 元 Jaga で元 Shining (上記アルバムが最後の参加作となる) の Morten Qvenild (p), その Morten Qvenild のグループ In The Country の Pål Hausken (ds), Shining の Aslak Hartberg (b), そして "Little Things" にも参加している Martin Taxt (tu) やYngvild Bjellaanes (cel) も。 |