(pickup 2001 vol 4 : 1 March 2001)
| The Sound of Surprise Bill Bruford's Earthworks Bill Bruford (ds) Steve Hamilton (p) Patirck Clahar (ts, ss) Mark Hodgson (b) |
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| このアルバムの最初を聴いてすぐに感じたのは、「何かが変った!」だった。何が? 前作、1999年のEarthworksのアルバムはスタジオアルバムとしては1991年以来のアルバムで、メンバーを一新、というより、1つの新しいグループのように再生した。それからのイギリスツアーの長さとライブの数は、「イギリスでジャズを演奏してまわる所がそんなにあるのか」と思うほどのしつこさで、その間「お得意様」日本にも来ず、King Crimsonのオファーは蹴ってしまう、で一体どうしたんだろう、と思っていた。 冒頭の"The Sound Of Surprise"を聴いたときの「変った!」の理由は、このバンドの成長だった。恐らくツアーの成果なのだろう。前作よりもグループとしてのサウンドがよくまとまっていて(つまりセッション風ではない)、安定していて、そしてその上にスリリングさがある。前作には日本のみのボーナストラックとして、Bill Bruford with Ralph Towner and Eddie Gomezとしてのアルバム"If Summer Had Its Ghoasts"のタイトルトラックの新生Earthworksによるライブバージョンが収録されていた。本作には同じく"If Summer..."から"Never The Same Way Once"が再演されている。後者の素晴らしい演奏が、この曲を再度アルバムに収録した意味も、このバンドの実力もよく示している。 このアルバムの音楽は相当複雑だ。ポリリズム、変拍子は前作とは比較にならないほど前面に押し出されている。しかし、グループとしての安定感があるので、その変拍子がきちんと消化されている。 サウンドはアコースティック・フュージョン。Steve Hamiltonのピアノはよく響く音(特に高音)で、Bill Brufordのドラムの繊細な音とよく合っている。サックスのPatrick Clahar(何でもIncognitoでも演奏していたらしい)はメロディーを吹くときのフレージングが印象的。Mark Hodgsonのベースは、Bill Brufordの大変なポリリズムを相手にこのグループのグルーブ感を出しているし、ソロもいい。そしてBill Brufordのドラムは、前作では聴き手側の先入観も相まって、ちょっと間違えると(?)プログレになりそうな気配がしたが、本作ではそれは感じられない(ただしドラムソロから始まる曲があったりするのだが)。 今後、このグループはメンバーを固定してまたライブに明け暮れるそうだ。ライブアルバムを作るという計画もあるらしい。 そろそろこのグループとBill Brufordがジャズ・アーティストとして(も)正しく認識されてもいい頃だと思う。 |
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| 1. Revel Without A Pause (Bruford / Hamilton) 2. Triplicity (Bruford / Hamilton) 3. The Shadow Of A Doubt (Bruford / Hamilton) 4. Theaching Vera To Dance (Bruford) 5. Half Life (Bruford) 6. Come To Dust (Bruford / Hamilton) 7. Cloud Cockoo Land (Bruford) 8. Never The Same Way Once (Bruford) 9. The Wooden Man Sing, And The Stone Woman Dances (Bruford)
[*Bonus Track] produced by Bill Bruford recorded and mixed at Livingstone Studios, London, November 2000 2001 Bill Bruford Productions / Discipline Global Mobile |