(piciup 2001 vol 7 a & b: 15 April 2001)
| Lyrisme Jean-Marie Machado 2001; JMS; 18719-2 |
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1. Valse enfouie (Jean-Marie Machado) 2. Tambours sourciers (Jean-Marie Machado) Suite espagnole (3.4.5.6): 3. Nana (arrangement de Jean-Marie Machado d'après Manuel de Falla) 4. Echos (Jean-Marie Machado, Jacques Mahieux) 5. Prelude (Riccardo del Fra) 6. El Paño Moruno (arrangement de Jean-Marie Machado d'après Manuel de Falla) 7. Hymne (Jean-Marie Machado) 8. Rumba-Yava (Jean-Marie Machado) 9. Mitsouko (Jean-Marie Machado) 10. Iablo (Jean-Marie Machado) 11. Limoncello (Jean-Marie Machado |
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Jean-Marie Machado (p) Paolo Fresu (tp, bugle: on 1.3.6.9.10.11) Andy Sheppard (sax: 1.2.7.8.11) Riccardo Del Fra (contra-b) Jacques Mahieux (ds) recorded at Studios La Buissonne 26 and 27 September 2000 |
フランス人ピアニスト(イタリア/ポルトガル系でモロッコ・タンジール生まれ)Jean-Marie Machadoのアルバムは、フランス人・イタリア人・イギリス人という顔ぶれ。2000年3月、フランスFestival Banlieues Bleuesに出演したときはAndy Sheppardを除くカルテット編成で、そのユニット名は"Quartette Lyrisme"。 さて、このアルバムの方はテナー/ソプラノサックスのAndy SheppardとミュートトランペットのPaolo Fresuの対照的な音が面白く、上手く使い分けられている。両者が顔を合わせるのは最初と最後の2曲のみ(この2曲の2人の取り合わせが素晴らしいので、2曲しかないのが残念なくらいである)で、後は4曲目〜5曲目(ピアノ/ドラムのデュオからベースソロになる)を除いて両者がほぼ交互に出てくる。Andy Sheppardのサックスは明るい音色、軽やかさ、それに多少透明感も感じさせる。Paolo Fresuのトランペットは緊張感を伴うリリカルないつもの音。敢えて共通項を挙げると、メロディックな演奏をする、という点。 リズムセクションは、意外にもずっしりとくる。Jacques Mahieuxのドラムはこのユニットの音楽の空間の広がりを感じさせる音。Riccardo Del Fraのベースは派手ではないものの、その結構重たい音が、ピアノの左手と微妙にシンクロしていて印象に残る。 しかし、やはりこのアルバムのカラーを決定付けているのはピアニストJean-Marie Machado。透明感があり、温度感はあまり低くなく、タッチは重くなく、和音の響きがとても美しい。 曲はほとんどがJean-Marie Machadoのオリジナルで、アルバム中ほどの「スペイン組曲」と題された4曲からなる組曲では、スペインの作曲家Manuel de Fallaの曲も使われている。様々なタイプの曲があり、タイトルを見ただけでもワルツもありルンバもある。しかしJean-Marie Machadoのピアノの響きが共通項となって全体を通して聴いても雑多な感じは全くない。 地中海の青さ、フランス語の"azur"(紺青)、そういう色彩のアルバム。タイトルは「叙情」、やたらとストレートなタイトルだが、とても力強さを感じさせる「叙情」だ。 |
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Invention Is You Antoine Hervé 2001; Enja; ENJ-9398 2 |
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1. Long Hair Woman 2. Soul As A Dance 3. La Fille Bleue 4. Sharing 5. Silence Comes In Waves 6. Serenity 7. La Boite A Musique 8. Something About Wolfgang 9. Salsita 10. Chango-Chango |
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冒頭のトランペットの音には圧倒される。たった1音を伸ばすだけなのだが、それが超高音、とても美しい音色で、しかもニュアンスに富んだ音。 *** フランス・パリ生まれのAntoine Herveはフランス国立ジャズオーケストラの指揮を務めたこともある、作曲家・指揮者としても活動する多才なピアニスト。硬質な音で、音数は少なめ、叙情的で、現代的。 リズムセクションのFrançois MoutinとLouis Moutinは双子の兄弟。ドラムはオーソドックスでタイトな音。このユニットで一番印象に残る、またこのユニットのキーとなるのはベース。(エレクトリック・)フレットレスベースのような、輪郭が柔らかく、よく伸び、うねるベース。しかもなかなか雄弁。 パーカッショニストAunaud Franckはハンガリー/カメルーン系でパリ生まれ。パーカッションの音でこのユニットの音楽性が広がっている。 そして冒頭のトランペットはMarkus Stockhausen、ドイツ・ケルン生まれ。オープンとミュートのトランペット、フリューゲルホルン、それにそれらを(片手で吹きながら)MIDIで音を変えたりと、いろいろな音を聴かせる。 このユニットは音だけ聴くと、誰がリーダーか分からないかもしれない。ベースとパーカッション、それにドラムが基本的にこのユニットの音を作っている。こういう音とMarkus Stockhausenのトランペットはよく合う。(ECM作品"Kartã"の音のつくりと共通点がある。)即興演奏の部分も多そうだが、曲は割合きっちり形づくられている。その曲は叙情的・幻想的なミディアムテンポより遅めの曲が多いが、中には明るくノリがよく、スキャットによる歌(というより声)も入る楽しそうな2曲目や、パーカッションのぽこぽこいう音とフリューゲルホルンの音がユニークな10曲目のような曲もある。 *** 本作は1997年11月パリでのライブ録音。録音から3年以上が経っている。 ところで、未聴だが Instantanés / Antoine Hervé Quintet (1998; Tartine Productions)というアルバムがあり、ジャケットには本作と同じグリーンの写真が使われていて、アートワークもほとんど同じ。もちろんメンバーも同じで、収録曲は微妙に異なり、曲順は全く異なり(冒頭のトランペットが印象的な曲はアルバム中ほどに入っている)、同じ曲でも極端に曲の長さが違うものもある。作曲のクレジットもかなり異なる。今年に入ってEnjaから本作が出た経緯は不明、ライナーノートにもコメントされていない。 "Instantanés"には本作に収録されていない14分にも及ぶ曲もあり、非常に気になるところだ。 |
Antoine Hervé (p) Markus Stockhausen (tp, flh) François Moutin (b) Louis Moutin (ds) Arnaud Franck (per) all compositions by Hervé-Stockhausen-Moutin-Moutin-Franck except (3) by Markus Stockhausen produced by Antoine Hervé recorded live in November 1997 at Duc des Lombards, Paris |
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