winter 2003
ノルウェー/スウェーデン/デンマーク/ドイツ旅行メモ。diaryのページより再編。ライレポートは別ページに。
2003-02-16 (Sun) @ Oslo, Norway
関空からアムステルダム経由でオスロへ。オスロ空港も、空港から市内への途中(田舎!)も雪が積もっている。けれど市内のメインの道路などには全く雪は残っていなくて、ここしばらく暖かかったんだな、ということがわかる。
前にオスロに来たのが2001年7月。数日しか滞在しなかった割にはどこに何があって、どういう感じだったかよく覚えている。目抜き通り、というのかこじんまりとした歩行者天国の
Karl Johans gate を数ブロック歩いて、前回来た時にはなかったものに気づいて思わず立ち止まってしまった。新しいジャズクラブ
Fryd (>> www.fryd.net) というところ。覗いた時にはライブはやっていなくて、お洒落なバーといった感じだった。店の外にライブ告知のポスターがいくつも貼ってあり、私の大好きな遠い国の音楽、CD
で聴くしかない音楽がここでは目の前にある、という当たり前の事実を実感する。
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2月16日の予定:
John Surman / Jack DeJohnette duo
@ Nefertiti, Göteborg, Sweden
>> Nefertiti
予習盤:
John Surman / Jack DeJohnette "Invisible Nature" (2002; ECM)
新しいアルバムは未入手のため。
2003-02-17 (Mon) @ Göteborg, Sweden
ノルウェー・オスロからスウェーデン第2の街イェテボリへ。バスで4時間弱。イェテボリは初めて。予想したより随分大きな街。市街地はぎざぎざの運河に囲まれていて、その運河はがんがんに凍りついている。
今から見に行く(ヨーロッパ時間はまだ16日) John Surman & Jack DeJohnette
のライブ会場は Nefertiti という場所で、オスロから近いということもあってかノルウェーのミュージシャンもたくさん出演しているジャズクラブ。
Supersilent も先月出演した。
昼の2時にこの街に着いたときには−1℃だった気温がぐんぐん下がってきている。
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2月17日の予定:
■ Spirituals & tekster "Brother will you pray for me"
@ Nodre ål Kirke, Lillehammer, Norway; 19:00
w/ Kristin Asbjørnsen (vo), Jostein Ansnes (ac-g, vo), Sondre Meisfjord (b), Ingar Zach (ds, per)
■ Dadafon
@ Kulturhuset Banken, Lillehammer, Norway; 22:30
w/ Kristin Asbjørnsen (vo), Jostein Ansnes (g), Martin Smidt (ds,
per, balaphone), Carl Haakon Waadeland (ds), Øyvind Engen (cel)
2月17日〜22日の間、オリンピックで有名になったノルウェー・リレハンメルで
Vinterspillene というフェスティバルが行われる。その初日の2つのプログラム。Dadafon
は15日に発表されたノルウェーの2大音楽賞(グラミーに相当)のひとつ Alarmprisen
のジャズ部門を受賞したばかり。上のプログラムはその Dadafon の2人に Come Shine の Sondre Meisfjord と SOFA レーベルの Ingar Zach という顔合わせのスペシャルプログラム。
>> Vinterspillene
予習盤:
Dadafon "Visitor" (2002; Via Music)
2003-02-18 (Tue) @ Lillehammer, Norway
2月16日夜の John Surman & Jack DeJohnette デュオのライブ(詳しくは別ページで)は夜9時過ぎに始まり、間に長〜い休憩を挟んだとはいえ終わったら日付が変わっていた。そこからちょっと距離があるホテルまで歩いて戻る(こういう時は氷点下だろうが結構大丈夫なものだ)。気分的にはやっと寝たと思ったらすぐに起きて(2月17日)、朝食をあきらめて7時15分イェテボリ発オスロ行きのバスにむりやり乗り込む。途中の運転手のアナウンスはスウェーデン語だかノルウェー語だかわからないけれどなんだか到着が遅れるとか言っている。オスロでの乗り継ぎが最初から30分弱しかなく、それを逃すとリレハンメル行きの電車はかなり待たなければならないしバスはこの区間に関しては時間がかかりすぎる。結局オスロのバスターミナルから中央駅をまっすぐにすり抜け、予定の電車に飛び乗ったのは発車数分前。
2時半頃リレハンメルのホテルに着き、部屋の電話をみてこれはどうしようもない、とあきらめる。部屋の電話がつないであったのは
ISDN のプラグで私は当然アナログ用のアダプタしか持っていない。
時間がなくとりあえず丘の上の教会でのライブを見に行く。行きは親切なバスの運転手さんのおかげですっと行けたけれど、帰りは40分以上待たなければバスはない。どうしようか、と思ったけれど歩くことにする。−11℃、風がないせいでさほど寒くは感じない。歩道も車道も雪が踏み固められて凍っていて、下り坂は結構怖い。ふと見ると歩道にスキーの跡がある。滑らないように歩くより、滑って下ったら楽だろうなぁと思っていたら、後ろからしゃぁっという妙な音が近づいてくる。何だろうと振り返ったら、100年前のものみたいな手作りソリに乗ったおじさんが家に帰っていく。
ホテルについてパソコンを使わせてもらったらメールが来ていた。ノルウェーに無事ついた?という短い短いそのメールで何だか物凄くほっとして気が緩み、どっと疲れがでてそのまま寝込んでしまった。そのため
Dadafon のライブには行けず。
2003-02-19 (Wed) @ Lillehammer, Norway
2月18日はもともとライブの予定はなし。ライブ以外にやらなければいけないことがいっぱいあったのだけれど、ネットに繋げないせいで全く何もできず。これはこれでいいことだとゆっくり過ごす。午後に散歩に出かけ、郵便局に寄って来週オスロで見に行く予定(こんななのでチケットを買ってもどうなることやら)のライブのチケットを買う。郵便局ではコンサートのチケット以外にも
DVD や CD を売っていたりする。不思議な国だ。
メールチェックが頻繁にできないのでしょうがなしにオスロに電話をして会う予定を決める。ヨーロッパで、というよりヨーロッパへ電話していつも思うのは、発信音の間が長いなぁということ。
2003-02-20 (Thu) @ Oslo, Norway
2月19日に見たライブ:
"Senzo-Kuyo"
@ Bjerke Gård / Lillehammer, Norway; 20:00
w/ Jon Balke (key, per, electronics), Arve Henriksen (tp), Helge Norbakken (per), Kenneth Ekornes (per), Harald Skullerud (per)
リレハンメルの町は川沿いにあり、このコンサートはその対岸の山の上、夜8時から、屋外で行われた。ノルウェーに来てからあまり風が吹いていて寒い思いをしたことがなかったのに、また運悪くこのコンサートの時に限って風が吹いた。ステージ側(川側)から風が吹くから観客の顔面にもろにくる。
Arve Henriksen に久しぶりに会った。Helge Norbakken がそんなに面白い人だとは思わなかった(個人的にはちょっとした収穫)。Kenneth
Ekornes はとても長い髪のなかなか素敵な人で、Harald Skullerud は物静かな印象。
Jon Balke と話すのはやっぱりちょっと緊張してこのプログラムのタイトルの由来は訊けなかった。
それよりもリレハンメルの町に戻ってから Eivind Aarset に会ったのにはびっくりした。多分あちらのほうがずっと驚いただろうけれど(去年の8月に東京で会った日本人がリレハンメルのホテルにいたわけで…)。
2003-02-21 (Fri) @ Oslo, Norway
2月20日に見たライブ:
Frode Gjerstad Trio w/ Peter Brötzmann
@ Blå, Oslo, Norway; 20:00
w/ Frode Gjerstad (sax), Peter Brötzmann (sax), Øyvind Storesund (b), Mark Sanders (ds)
>> Blå
怪鳥咆える!
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まだ大きい移動があるからできるだけ荷物を増やさないようにしたいのだけれど、どうしても早く聴きたい2枚をついに購入。
Christian Wallumrød Ensemble "Sofienberg Variations" (2003; ECM)
Martin Horntveth "Skull EP" (2003; Smalltown Supersound)
お店のお兄さんに「ぜんぜん違う種類のCDだね(笑)」と言われてしまった。Norsk Musik Vorlag というこの店、2年前に Derek Bailey & Ingar Zach "Llaer" (2001; SOFA) を「試聴させて下さい」とカウンターに持っていったときも、"この日本人意外なもの聴くんだな(ニヤリ)" という顔をされたのをよ〜く覚えている。店員さんはみんな音楽好きの若い人たちばかりで、結構気に入っている。今回は顔なじみになってしまうかも知れない…(何しろこんなもの買い込むアジア人も珍しいだろうし)。
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ノルウェーでは地域ごとのニュースというのがあって、平日の昼間には前日のニュースの再放送なんかしている。面白かったのはこれらの地域ごとのニュースとは別のサーメ語のニュース。ノルウェー語字幕付き。ノルウェー・スウェーデン・フィンランド北方に居住するサーメの人々の文化圏のニュースで、サーメ語の言語問題なんかもやっている。
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2月21日の予定:
Jim Black's AlasNoAxis
@ Copenhagen Jazzhouse, Copenhagen, Denmark; 21:30
w/ Jim Black (ds), Hilmar Jensson (g), Skuli Sverrisson (b), Chris Speed (sax, cl)
>> Copenhagen Jazzhouse
予習盤:
Jim Black AlasNoAxis "Splay" (2002; Winter & Winter)
2003-02-23 (Sun) @ Göteborg, Sweden
21日はオスロからコペンハーゲンまでバスで移動。8時間。AlasNoAxis ご一行様はミュンヘンからコペンハーゲンまで電車(!)で移動、翌日はポルトガル(さすがに飛行機だそうだ)。・・・負けた・・・。
22日はコペンハーゲンからイェテボリまで(ちょうどオスロ=コペンハーゲンの半分)戻るものの、ライブはパス。肝心のときに疲労が・・・。
2月23日の予定:
Supersilent @ Blå, Oslo, Norway
w/ Helge Sten (audio virus), Ståle Storløkken (key), Jarle
Vespestad (ds), Arve Henriksen (tp)
>> Blå
2003-02-24 (Mon) @ Oslo, Norway
Supersilent のコンサートは、アルバム "6" の音楽とは全く違う種類の音楽が大半を占め、かなりびっくりさせられた。あんな破壊マシーンのような展開(?!)になろうとは…。何が起こるかわからないからね、と
Ståle は笑っていたけれど。
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24日は人と会ったりしてライブ見物は予定していなかったのに、Supersilent のメンバーが明日ライブやるけど?とか言うのでびっくり。かなり調べたつもりだったのに見逃していたなんて…というわけで何とダブルヘッダー。
1) Electro Gravity
w/ Jon Klette (sax), Nils Olav Johansen (g, vo), Jørn Øien (key), Per Zanussi (b), Jarle Vespestad (ds)
2) HooZaaWha
w/ Thomas Strønen (ds, electronics), Ståle Storløkken (key)
@ Smuget, Oslo Norway
>> Smuget
それにしても Jarle も Ståle も、口を揃えて何時から始まるかわからない、て言うのには参る。
2003-02-25 (Tue) @ Oslo, Norway
昨日のコンサートは、結局1セット目が11時過ぎ(注:夜)に始まり、最後に2ユニットのメンバーによるセッションがあって合計3セット、終わったら2時半(注:夜中)だった。とにかく2セット目のデュオがとんでもなく面白く、これがライブで見れたのは本当に大収穫!
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ホテルの部屋からHolmenkollenのジャンプ台が見えることに昨日初めて気づいた。なんでそれまで気づかなかったのかと思っていたら、今日は見えず。天気がよければ見えるらしい。
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昨日電話で話していたら、「レインボー・スタジオって行ったことある?」と訊かれた。ない、と言ったら、見においでということになりお言葉に甘えてしまうことにした。楽しみ。
2003-02-26 (Wed) @ Oslo, Norway
そもそもこのサイト(引越し前の一番最初のサイト)を始めようと思ったのは Trygve Seim の "Different Rivers" (2000; ECM) というアルバムがあったからで、翌年ノルウェーに初めて行ったのは彼のコンサートを見るためで、私が最初に知り合いになったノルウェー人ミュージシャンは彼だった。気がついたらいろんなきっかけをもらっていた。
その Trygve がレインボー・スタジオにいるから、というので邪魔じゃないかなぁとは思いつつ見学させてもらいに行ってきた。スタジオ内の廊下にスピーカーを通したテナーサックスの音が聴こえている。2つあるスタジオの大きいほう、Studio
1の、開けっ放しのミキシングルームでちょうど次のアルバムの仕上げ(ミキシング・編集)をやっているところだった。Jan
Erik Kongshaug が、2001年7月にモルデで会った私をちゃんと覚えていてくれたのには驚いた。デジタルレコーディング/ミキシングらしく、Jan
Erik Kongshaug が大きなモニタのマックで編集している。途中、Trygve がテナーを抱えてスタジオのブースに入り、追加のレコーディングをしたりしていたけれど、聴こえてくる音はやっぱりあのスタジオの音だった。新作の音は、聴いた範囲では、温かみのある素朴なメロディー、変則的な編成のアンサンブルの彼らしい音楽だった。(昨日聞いたのはごく一部で、こちらにいる間にもうちょっと聞かせてもらえる機会があるかもしれない…)
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2月25日に見たライブ:
Erlend Øye @ Blå, Oslo, Norway
ノルウェーのサイモン&ガーファンクルとも言われるデュオ Kings of Convenience の片方、普段はリードボーカルをとっていないメガネをかけたひょろっとした方 が Erlend Øye。初ソロ作 "Unrest" のオスロでのリリースライブ。
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2月26日の予定:
Christian Wallumrød Quartet @ Centralstation, Darmstadt, Germany;
20:30
w/ Christian Wallumrød (p), Arve Henriksen (tp), Nils Økland (vln, Hardanger fiddle), Per Oddvar Johansen (ds)
Trygve に、みんなに宜しく、と言われた。
予習盤:
Christian Wallumrød Ensemble "Sofienberg Variations" (2003;
ECM)
その Trygve はアルバムにはゲスト参加している。それから、このアルバムがレコーディングされたソフィエンベルグ教会はレインボー・スタジオのすぐ近くだったりする。
2003-02-27 (Thu) @ Oslo, Norway
ドイツは、好きな部分もそうでない部分も含めて私にとって特別なところで、Christian Wallumrød のライブも場所がドイツでなければ行ったかどうかわからない。
というわけで2月26日の朝、オスロからアムステルダム経由でフランクフルトへ飛び、そこからダルムシュタットまで電車で移動。地図もガイドブックもなにも持たずという状態でしかも宿の予約もしていない。駅前のツーリストインフォメーションが閉鎖されていたのでしょうがないから荷物をずるずる引きずってホテルと直接交渉するハメになってしまった。
初めて会った Christian は、予想通り周りの人々から私の話を吹き込まれているらしく、いろいろ聞いてるよ、言われた(何を聞いているか考えると怖いものがある)。穏やかで、上手く表現できないけれどとてもいい感じの人だった。2週間で Arve Henriksen には結局3回も会い、それから到着日に会いそびれた Per Oddvar Johansen にはやっと会えた。Per Oddvar は Christian の新譜のブックレット内の写真とあまりに風貌が変わっていて髪も長めで髭面、しかももともと大柄なのにさらに熊みたいになっていて、アルバムのドラマーとは別人だと思い込んでしまったドイツ人ジャーナリストがいたそうだ。Nils Økland は一番若い Christian より10才上、陽気な他のメンバーと談笑しながら、さりげなく片付けをしたりしていた(さすが…)。
そしてコンサートは、いい意味でとてもドイツらしいオーディエンスに囲まれた、素晴らしいもので、本当に行ってよかったと思った。アルバムとは違うライブならではの工夫がきちんとされていて、とても楽しめた。
ところでその Christian が移動中に聴いている CD の1枚が ASA-CHANG &
巡礼 だった。最近のお気に入りの1枚だとか。(それをポータブルCDで聴かせてもらっている
Arve のリアクションも面白かったけれど…)ご一行様はなんとバン1台借りて楽器を積んで自分達で移動していて、前日のオーストリアからその日はドイツまで6時間の距離を移動、運転手は
Per Oddvar 。運転はかなり上手いそうで、確かに他のメンバーより向いている気がする…。Arve
は別れ際にトランペットのケースからやおら Supersilent のポスターを取り出して私にくれたのはいいんだけれど、よれずに持ってかえるのにはどうしたらいいだろう?このポスターは
Supersilent のアルバム4枚のジャケット(ニューバージョン)をずらっと並べた、ただそれだけのものだけれど、Blå
でそれをみかけてからどうやって壁からひっぱがしてこようか思案していた(?)ところだったのでとても嬉しい。Arve
はこれで Tシャツを作りたいとずっと言っていた。
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2月27日はまたフランクフルトからアムステルダム経由でオスロへ。フランクフルト空港でのチェックインの際の荷物検査がとても厳しかった。私の荷物にはPC用のアダプタやらケーブル、変圧器、それにCDといったものがつめこんであって、モニタに映る私のスーツケースを見てやばいな、と思ったら案の定、開けろときた。だからCDだって言ってるのに…。しかもボディーチェックと手荷物のチェックもとても厳重、上着を脱がされたのなんて初めて。まぁこのご時世からということで。
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2月27日の予定:
The Residents @ Rockefeller, Oslo, Norway
このグループの大ファンの人にお勧めされたので見に行くことにした。目玉の被り物かぶったままやるんだろうか(そんなとこに興味津々な私…)。
2003-02-28 (Fri) @ Oslo, Norway
2月27日の The Residents のコンサートは、音のほうは予想したほどヘンではなかったけれど、その見せ方はかなりヘンだった(注:ほめている、つもり)。ノルウェーで有数の大きいロック系のコンサート会場
Rockefeller 満員のオーディエンスが熱狂する様もかなりすごいものがあった。終わってからTシャツ売り場を覗こうと思ったけれど、大変背の高い人垣に阻まれ断念。
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2月28日。最終日でばたばた。人と会う約束2つの間に買い物。結局かなりのCDを買ってしまった。しかし…私がいくら荷物のパッキングには自信があるとはいえ、物理的にこの枚数のCDをこのスーツケースに入れるのは不可能な気がする。プラスチックケースをはずせばいくらか小さくなるけれど、帰ってからが面倒なのと、デジパック率が高いのとでできるだけこのまま持って帰りたい…。郵便局はもう閉まっているし、さてどうしたものか。
CD以外のお買い物:
スウェーデン製のカバン(前回も同じメーカーの物を買ってとても気に入っているのはいいんだけれど荷物を入れる用にするには小さくてカバン自体が単なるお荷物)、オスロ(近郊を含む)の地図(とても詳しくそしてとても重い)、ノルウェー語=英語電子辞書の
CD-ROM(インストールの説明書がノルウェー語でちょい不安)。
その買い物のさらにその間に Kim Hiorthøy の写真と映像作品の展示を見に行く。展示されている写真はとても大きく、小さい物でも1メートル以上、大きい物だと2メートル70にも及ぶものがある。値段がついていたけれど、私にはよくわからない桁だった。面白かったのは映像作品。短編フィルムを連続でいくつか上映していた。彼自身による音楽がつけられているものもあり、映像もその音楽同様、なぜかどこかほっとするような手触りのものが多い。Rune Grammofon のアートワークのようなかちっとした種類のものではなく、彼の2枚のアルバムのアートワークのような、どこか不揃いで、突然あくびをしているあの写真のように日常的で、そして思わず見ている人の口元から笑みがもれるような、そんなものだった。とても面白かったのを1つ: いくつかあった短編フィルムの中でも特別短くて多分10秒ちょっと位しかない「トイレの掃除をする Hans Magnus Ryan (Motorpsycho)」(注:フィルムのタイトルはまた別)。あっと思ってぶっとふきだしているうちに終わってしまった。
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2月28日夜の予定:
Jaga Jazzist @ Blå, Oslo, Norway
いろんな意味で最後のイベントがこのライブでよかった、と思う。
2003-03-01 (Sat) @ Oslo, Norway
カルテット編成の Supersilent が Blå で演奏するのを見てから、同じ面積のステージで10人組の
Jaga Jazzist が演奏するというのはどうなのかとずっと思っていたのだけれど、実際
Jaga のステージセットを見て驚愕。演奏については、日本盤に入っていたライブトラックもそうだったけれど、彼らのライブバージョンはアルバムバージョンとかなり違う。彼らはライブバンドだということを実感…同じくライブバンドの
Supersilent とはまた違った意味でそう思う。
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どうあがいてももう2度と手に入らないだろうと思われるCDをもらってしまった。1つは400枚限定(しかも通常ルートでは全く販売されていない)、もう1つは1000枚しか作らなかったというもので、どちらもミュージシャン本人がもうないと言っている。とくに1000枚限定のものは、目の前にはい、と渡されたときには信じられない思いがした。手荷物に入れて抱えて帰る。
■ オスロで購入した(もしくはもらった)ものリスト。
■ Christian Wallumrød Ensemble "Sofienberg Variations" (2003; ECM)
■ Tord Gustavsen Trio "Changing Places" (2003; ECM)
■ Køhn / Johansen "Angels" (2003; Real Records)
■ Jazzmob "The Truth" (1999; Be Bop Or Dead Rec.)
■ V/A "Jazzcity - Scandinavian Tracks" (2000; Ausfahrt/EFA)
■ Terje Isungset "Middle Of Mist" (2003; NORCD)
以上6枚と4つ下の "By-Music" は Supersilent とそのメンバー絡み。一番上は Arve Henriksen, 次の3枚は Jarle Vespestad が参加、ドイツのレーベルからのコンピにはSupersilent 4.3 の他、Anders Jormin
や Skuli Sverrisson なども収録、Terje Isungset のソロ作は Helge Sten がレコーディング&プロデュースで関わっている。4つ下のアルバムには Ståle Storløkken 参加。
■ Circulasione Totale Orchestra "Enten Eller" (1993; Circulasione Totale)
■ Didrik Ingvaldsen Pocket Corner "Slutt" (1995; Da-Da)
■ Didrik Ingvaldsen "Rede For Hugg" (1995; Da-Da)
■ Didrik Ingvaldsen Pocket Corner "By-Music"(1997; Da-Da)
■ FME "Live At The Glenn Miller Cafe" (2003; Okkadisk)
以上5枚は Paal Nilssen-Love 参加作。 "Slutt" のジャケ内の写真、21歳の Paal は長髪(!)。FME
は Ken Vandermark (reeds), Paal Nilssen-Love (ds), Nate McBride (b) のトリオによるライブ盤760枚限定。
■ Circulasione Totale Orchestra "Recycling Grieg" (1996; Circulasione Totale)
Paal は参加していないけれど Grieg の曲を演奏する Frode Gjerstad とは面白そうなので。
■ Ståhls Blå "Ståhls Blå" (2001; Dragon)
■ Bayashi "Help Is On Its Way" (2003; Ayler)
Thomas Strønen というドラマーに注目!上のはジャケが Håkon Kornstad 。Bayashi (ってなんだろう?)は Vidar Johansen (ts, bcl, fl), Bjørnar Andresen (b), Thomas Strønen (ds) のトリオによるライブ盤。
■ Urban Connection "French Only" (2002; Bergland)
■ Helge Lien "Talking To A Tree" (1999; Lydlauget)
■ Nymark Collective "Contemporary Tradition" (2002; Sonor)
■ Svein Finnerud "Sounds And Sights" (2000; Resonant Music)
今まで聴きそびれていたものを。Urban Connection はノルウェーグラミーノミネートのセカンド。Nymark
Collective の顔ぶれは Kåre Nymark Jr. ((tp), Tord Gustavsen (p),
Mats Eilertsen (b), Kenneth Ekornes (ds)、これがセカンド。ピアニスト Svein Finnerud のこのアルバムは、多分彼の最後から2番目の作品にあたる。Nils Petter Molvær が参加している。
■ Radka Toneff "A Collection Of Her Finest Moments" (2003; Universal
Norway)
■ Anne Marie Almedal / Jan Bang / Erik Honoré / Nils Chr. Moe-Rapstad "Going Nine Ways From Wednesday" (2001; Pan M)
■ Colourd Moods "Colourd Moods" (1998; RIM)
■ Ab Und Zu "Ab Und Zu" (1989; EMI Norsk)
■ Siri Gjære "Love Seriously Damages Health" (2001; Bergland)
■ Keil Bjørnstad, Eldbjørg Raknes...etc. "Reisetid" (1997; Grappa)
■ Anja Garbarek "Smiling & Waving" (2001; Virgin)
■ Åsne Valland Nordli "Himmelske Balsam Og Sødeste Drue"
(2001; Via Music)
■ Jørn Simen Øverli "Teietid" (2001; Via Music)
珍しく大量にボーカルものを。Radka Toneff は未発表曲入りのベスト盤。2つ目の
"... Wednesday" は Christian Wallumrød と Arve Henriksen
が参加した "Birth Wish" と同じレーベルの2作目。Colourd Mood は Dadafon の前身グループ、Ab Und
Zu は結構レアなファースト(今店頭に並んでいるのが3作目)。Anja Garbarek
はもちろんあの人のお嬢様。
■ Jan Erik Vold "Briskeby Blues" (1969; Polygram)
参加メンバーは Jan Garbarek, Rerje Rypdal, Arild Andersen, Jon Christensen!Jan Erik Vold は詩の朗読。
■ Cikada "Svorsk" (1997; Albedo)
ECM で有名なストリングカルテットを含む10人編成フルメンバーの Cikada。ラインナップはフルート、クラリネット、パーカッション、ピアノ、ヴァイオリン×2、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、指揮。
■ Flukt "Spill" (2002; Lindberg Lyd)
現代音楽のコーナーにあったけれど Come Shine の Sondre Meisfjord や Erlend Skomsvoll なんかが参加している。
■ Arne Nordheim "The Tempest" (1999; Norsk Komponist Forening)
Arne Nordheim は今月 Rune Grammofon から未発表録音をリリースする。
■ Nils Økland "Blå Harding" (1996; Morild)
これがこのフィドル奏者のファースト。セカンドは Rune Grammofon からの "Straum"。リスト一番上の Christian Walllumrød の ECM 盤、女性ボーカル物のリストの下から2番目
Åsne Valland Nordli のアルバムにも参加している。
■ Jono El Grande "Utopian Dances" (1999; Krusedull)
ファースト。500枚限定アナログ盤。セカンドは今年後半に Rune Grammofon からリリース予定。決してスペイン人ではない。
■ Edvard Vesala Sound & Fury "Invisible Storm" (1992; ECM)
オスロ滞在中にとあるところで話題になり、聴いてみるように勧められたので。
■ Salvatore "Clingfilm" (2000; Racing Junior)
Salvatore のアルバム、これだけ持っていなかったので。
■ Martin Horntveth "Skull EP" (2003; Smalltown Supersound)
Jaga Jazzist のリーダー/ドラマーのセカンドEP。
■ V/A "Resonant Music Sampler CD"
ノルウェーのジャズレーベル Resonant Music のレーベルコンピ。オスロ市内のジャズ専門店
Bare Jazz で大量にお買い物した際にもらってしまった。
■ Fra Lippo Lippi "The Early Years" (2003; Rune Arkiv)
■ Fra Lippo Lippi "The Best Of " (2003; Rune Arkiv)
■ Fra Lippo Lippi "Shouldn't Have To Be Like That" (2003; Rune
Arkiv)
現在 Rune Grammofon のオーナーである Rune Kristoffersen が80年代にやっていたエレポップデュオ Fra Lippo Lippi のリイシュー盤。今週発売!Rune Grammofon の兄弟レーベル(!)より。ジャケは Kim Hiorthøy 。一番下は非売品ラジオ局用プロモシングル。
■ The Source ": Of Christmas, Live At Blå"
400枚限定オフィシャルブートレグ。市販はされていない。クリスマスソングとフリージャズとアラブ音楽「ライ」をめちゃくちゃ上手い演奏で混ぜる楽しいアルバム。
■ Jaga Jazzist "Jævla Jazzist Grete Stitz" (1996)
Jaga Jazzist の幻のファーストアルバム。1000枚限定。「クレイジーだけど大好きなアルバム!」と
Horntveth 三姉弟は口を揃える。