一目見て、これが何を表現しているか分かるだろう。

タイの最北、チエンラーイにある仏教寺院ワット・ロンクン。Chalermchai Kositpipatの設計で建設され、1997年に公開された(一応寺院なので公開とかオープンと言っていいのか分からないが)。設計者の個人所有で、入場料も無料。雰囲気も敷居が低く、たどり着けばふらふらっと入っていける。

「白い寺院」の異名を取るように、建物やオブジェは真っ白の独特の装飾で飾り立てられ、南国の強い光を反射して壮観。地獄の苦しみを表現したこの写真の一帯のように確かに宗教的な要素も多く見られるけれど、それより、現代美術というか、ポップカルチャーというか、テーマパークというか、そんなとっつきやすさがある。

2012-12-31 / Wat Rong Khun วัดร่องขุ่น, Chiang Rai, Thailand (タイ・チエンラーイ県) / Nikon D4 / 24-70mm F2.8 / 70mm / F9.0 / 1/800s