Category: musicPage 2 of 2

Thomas Strønen “Parish”

トーマス・ストレーネン『パリッシュ』国内盤ライナーノート liner notes for Japanese edition CD Bobo Stenson (p) Fredrik Ljungkvist (cl, ts) Mats Eilertsen (b) Thomas Strønen (ds) 1. Improvisation I (Strønen, Stenson) 2. Suite For…

Arild Andersen “Electra”

アリルド・アンデルセン『エレクトラ』国内盤ライナーノート liner notes for Japanese edition CD Arve Henriksen (tp) Eivind Aarset (g) Paolo Vinaccia (per, ds, cymbals) Patrice Héral (ds, tablas, charon, djembe, udu, bass drum, voice,…

Torun Eriksen “Glittercard”

トゥールン・エリクセン『グリッターカード』国内盤ライナーノート liner notes for Japanese edition CD Torun Eriksen (vo) Torstein Lofthus (ds) Kjetil Dalland (el-b) David Wallumrød (p, el-p, key) Frøydis Grorud (ts, ss) 1. Outside Inside…

Kornstad Trio “Space Available”

コーンスタ・トリオ『スペイス・アヴェイラブル』国内盤ライナーノート liner notes for Japanese edition CD Håkon Kornstad (sax) Mats Eilertsen  (b) Paal Nilssen-Love  (ds) 1. Arched Shape (Håkon Kornstad) 2. Send In The Clownes (Stephen Sondheim)…

Jaga Jazzist “What We Must”

ジャガ・ジャジスト『ホワット・ウィ・マスト』国内盤ライナーノート liner notes for Japanese edition CD Jaga Jazzist: Harald Frøland (g, effects) Andreas Mjøs (g, vib, Omnichord, marimba, per, glockenspiel) Martin Horntveth (ds, per, gong, vo) Ketil…

Various Artists “Jazzland Remixed 2”

『ジャズランド・リミックス』国内盤ライナーノート liner notes for Japanese edition CD ノルウェーの音楽といえば、ジャズではECMの諸作品、ポップスならa-haや新しいところではキングス・オブ・コンビニエンス、トラッド系ならシセルなどが知られる。これらに代表される一見別ジャンルの音楽がこの小さな国には境目なく渾然と存在している。多くのミュージシャンがジャンルを超えて共演し、またそれぞれの音楽性も境界線を持たないものが多い。 そんなノルウェーの、さらにはヨーロッパを中心とした新しい音楽シーンに1つのムーブメントを起こしたのがノルウェー人キーボードプレイヤーのブッゲ・ヴェッセルトフトが1996年に設立したJazzlandレーベルだ。もともとジャズ・ミュージシャンとして知られていた彼が自ら「ニュー・コンセプション・オブ・ジャズ」と銘打ち、さらに「フューチャー・ジャズ」とも称されるようになったその自由な音楽は確実にノルウェーのシーンの一角を開放した。さらにこのレーベルはそのトレードマークのようになったクラブ・ジャズにとどまらず、実験的なものや、シリアスなアコースティック・ジャズ、またポップなサイドにも幅を広げているが、共通するのは「現在」を反映するヴィヴィッドな音楽であるという、実に基本的で魅力的なポイントだ。 このアルバムは2000年にリリースされた『Jazzland Remixed』の続編で、最近のJazzland作品から厳選された曲をノルウェーのアーティストがリミックスするもの。このアルバムをきっかけにオリジナルを聴くのもいいし、逆にオリジナルを踏まえてそれぞれのリミクサーの音楽に注目するのも面白い。そしてオリジナルのミュージシャンもリミクサーもそれぞれ多彩な活動をしているから、気に入った曲からさらに一歩踏み込んで彼らの他の活動や、またこのレーベルの他のアーティストにも注目して欲しい。このリミックス・アルバムはとても興味深いノルウェーの音楽シーンへの1つの開放された扉になるだろう。 1. 「エンパシック・ギター」アイヴィン・オールセット/チルミナティ アイヴィン・オールセットはロック畑出身らしいテイストを持つギタリスト。内外の多くのアーティストとの共演があるが、よく知られるのはトランペット奏者ニルス・ペッター・モルヴェルのとの活動だ。そのモルヴェルの音楽とシンクロするようにエレクトロニック系音楽へ接近し、Jazzlandから初リーダー作『エレクトロニック・ノワール』(1998年)をリリース。続くセカンド・アルバム『ライト・エクストラクツ』(2001年)の冒頭の「エンパシック・ギター」はアンヴィエントなサウンドスケープにギターが浮かび上がる幻想的なナンバー。リミックスはギターを残し、よりエレクトロニカ寄りのビートを持つ透明感のあるバージョン。リミクサーはイギリス出身のニコラス・シリトーとノルウェー出身のペル・マルティンセンの2人。オスロを拠点にイルミネーションというデュオでダンス系エレクトロニカを発表する傍ら、チルミナティという名前でリミクサーとしても活躍している。 2. 「アンダートウ」シゼル・アンドレセン/レイモンド・ペリシエ シゼル・アンドレセンは人間の声の持つ可能性を感じさせる女性シンガー。ECMから『So I Write』(1990年)、『Exile』(1994年)の2作を発表、Jazzlandには女性シンガー3人による実験的なボーカルグループESEの『Gack!』(1999年)で登場。続く2000年のリーダー作『アンダートウ』のタイトルトラックはジャズランド的エレクトリックな音使いやビートを支配するシセルの力強い歌が印象的な曲。リミックス・バージョンにはオリジナルよりリズミカルなビートが持ち込まれている。リミクサーは現在ニルス・ペッター・モルヴェルのグループのエレクトロニクス担当としてアルバムやライブに参加しているレイモンド・ペリシエ。彼はDJ DarknorseやPhonoという別名でも活動している。 3. 「チェンジ」ブッゲ・ヴェッセルトフト/チルミナティ Jazzlandのレーベルオーナーでキーボード奏者のブッゲ・ヴェッセルトフトは4枚のリーダー作のうち、ソロピアノ作『It’s Snowing On My Piano』(1997年、ドイツACTレーベル)を除く3枚をJazzlandからリリースしている。『ニュー・コンセプション・オブ・ジャズ』(1996年)、『シェアリング』(1998年)に続く『ムーヴィング』(2001年)に収録されている「チェンジ」は透明感のあるサウンドとブッゲ自身が繰り返し歌う「チェンジ」というフレーズが耳に残るナンバー。これをリミックスするのは再びチルミナティの2人。オリジナルのダブルベースによるグルーヴを残し、よりダンサブルなビートをもつ軽やかなバージョンになっている。 4….